こんにちは。
配当サラリーマンの“いけやん”です。
この記事では、
SBI証券のスクリーニング機能で高利回り銘柄を調べる方法・注意点
について、紹介します。
- 高配当の銘柄を探すのにいちばん便利なSBI証券のスクリーニング機能について、使い方を画像解説します。
⇒ この機能を使うことで、銘柄探しをかなり効率的にでき、知っている人とそうでない人で大きく差がつくと思います。
- さらに、実際に購入するには、スクリーニング機能で表示された【利回り以外】にも確認すべき点があります。こちらを解説します。
実際にいけやんが使っている調べ方・注意点ををお伝えすることで、
「高利回りの銘柄を効率的に選べる方法」
を身に付けていただけると思います。
目次
SBI証券のスクリーニング機能で高利回り銘柄を調べる方法
スクリーニング機能とは
スクリーニングとは、条件を設定してそれに合った銘柄を探し出すことです。
証券口座を開設すると、各社の個人ページで用意されています。
今回は、このうち、SBI証券のスクリーニング機能の使い方を解説します。
SBI証券 スクリーニング機能の使い方(画像解説)
SBI証券のスクリーニング機能の使い方を解説します。
個人ページログイン後のページから説明します。
①「国内株式」
②「スクリーニング」
※ 注意 ※
サイトデザインの変更で、「スクリーニング」の入り口が変更となることがあります。(「国内株式」ページ内にはあります。けっこう下の方にあることも)
③「詳細条件」「+検索結果を追加」
別ウィンドウで検索条件を選ぶ画面が開きます。
④「財務1」(元々選択されています。)⇒「配当利回り」
⑤「適用」
元の場面に戻ります。配当利回り条件が追加されているので、順番に並び替えます。
⑥「配当利回り(%)」⇒クリックして昇順・降順に並び替えます。
以上でスクリーニング機能を使って、銘柄を利回り順で調べることができました!
銘柄個別ページ、公式HPでも念のためチェック
スクリーニング結果の画面で、各企業名をクリックすることで、各企業の個別ページに飛ぶので、こちらで確認します。
スクリーニングよりも「銘柄個別ページ」の方が最新情報と思われます
注意点として、スクリーニングの検索結果と、個別ページで利回りが違うことがあります。
例えば、先ほどのスクリーニング結果で利回り1位(15.21%)の[7201]日産自動車で、個別ページでは、2.73%となっています。
これは、SBI証券で、スクリーニング側のデータベースの更新が、追いついていないためだと想像しています。
配当利回りは、「配当金額 ÷ 株価」で決まります。
このうち、配当金額は、企業側の増配・減配発表(←いつ出るか分かりません)に対して随時更新をかける必要があるので、こちらの更新が遅れると、実際の利回りと乖離する可能性があります。
一番確実なのは、企業の公式HP
これは、SBI証券の個別ページでも、同じことが言えます。
SBI証券の中の方(?)がすべてタイムリーに対応してくれている保証はありません。
一番確実なのは、その企業のHPです。
「企業名+IR」などで検索し、最新の配当状況を調べるのが一番確かな利回り情報をつかむ方法となります。
高利回りの銘柄で「利回り以外の注意点」
続いて、
- 高利回りの銘柄が見つかって、さらに購入を検討する段階で注意したい点
- それをSBI証券のサイト上で調べる方法
について、説明します。
配当の継続性
個別銘柄のページで、①「四季報」⇒ ②「財務状況」の順に進むと、過去の業績・配当の状況を見ることができます。
[7201]日産自動車の場合、ゴーン事件によって、2019年以降、一気に減配しているのが分かります。(⇒利回り激下がりの原因ですね。)同時に純利益も激減していることがわかります。
一時的に高利回りではないか(その年だけの高配当)
記念配当などで、その年だけ配当金が増加していることがあります。
この場合、その年は高利回りでも、翌年以降、利回りが大幅下落することになるので、要注意です。
「利回りが下落」⇒「高利回りに下支えされた株価も下落」のダブルパンチでもれなく塩漬けコースとなります。
増配でも、純利益増に伴うものであれば良いですが、「会社設立〇周年!」などの記念配当は要注意です。
確認ポイント① 配当は、継続的に出ているか?(増配は理由を要確認)
継続的に純利益が出ているか
配当金を生み出す源泉は、企業の利益です。しっかり儲けが出てこその配当金ですので、継続的に稼げているか、業績で確認します。
純利益が「安定的」もしくは「成長段階にあるか」確認します。
会社が発表する利益には、
- 営業利益
- 経常利益
- 純利益
の3つがありますが、このうち、純利益を見るのが良いと思います。
純利益は、法人税などを支払った後の「企業活動のいわゆる純粋な成果」を表します。
⇒「このうち〇%を株主様に配当で還元しよう」・・・この〇%が「配当性向」ですね
確認ポイント②「継続的に配当を出す力があるか」=「継続的に純利益が出ているか」
配当性向が高すぎないか(無理な配当でないか)
配当性向「1株益 ÷ 配当金額 × 100(%)」があまりに高すぎる企業、特に配当性向100%超えを続けている企業は要注意です。(儲かっていないのに、株主に還元できるはずがない)
配当性向は、30~40%が適切といわれています。
>高配当株投資での銘柄の選び方。まずは利回りと配当性向を確認しよう
※ 配当性向は、SBI証券のページでは表示されないので、先ほどの四季報ページから「1株益」を見て、自分で計算する必要があります。
確認ポイント③ 配当性向は適切な範囲か?(特に100%超え連発はNG)
株価下落による高利回りでないか
配当利回りは、「配当金額 ÷ 株価」なので、株価が下落すると高利回りとなります。
スクリーニングで出てきた銘柄には、単に株価が下がりまくっているために高利回りとなっている場合があります。
利回りは高くても、購入後、株価がどんどん下がっていくと、これまた塩漬けコースとなるので避けないといけません。
個別銘柄のページで、①「チャート」⇒ ②「〇年」の順に進むと、株価チャートを見ることができます。
引き続き、[7201]日産自動車のチャートですが、ゴーン事件以降、株価はダダ下がりとなっています。
これだけ株価が下がれば、高利回りとなるのは当然です(株価半分なら、利回り2倍)。
高利回りといっても、せいぜい5%とか10%とかの話です。
株価が半減する銘柄をつかんでしまうと、高利回り銘柄でも、相当長い間持たないと取り返すことはできません。(いわゆる塩漬けですね。。。)
調べ方としては、1~3年程度の期間で表示し、下落局面に入っていないかを確認します。
確認ポイント④ 株価自体の下落による、高利回りでないか。数年スパンのチャート傾向で確認。
まとめ
ここまで、SBI証券で
- スクリーニング機能で高利回りの銘柄を探す方法
- さらに、スクリーニングされた高利回り銘柄の注意点を調べる方法
について解説しました。
これらは実際にいけやんもやっている方法で、情報量と使いやすさはSBI証券が一番です。
こちら(⇒ SBI証券)から開設することができます。
いけやんは、情報収集の面からSBI、手数料の面から松井証券を二刀流で使っています。
>証券会社の選び方・ポイント ~おすすめは松井とSBIの二刀流~
SBI証券については、単元未満株・海外株式についても他証券会社よりも優れているので、持っていてまず損はない証券会社かと思います。
>米国株(アメリカ株)を取り扱う証券会社3社を比較 おすすめはSBI
お読みいただき、ありがとうございました!
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