[F]フォードモーター 企業概要・株価・配当金・利回り

 

こんにちは。

配当サラリーマンの“いけやん”です。

この記事では、

[F]フォードモーターの企業概要・株価・配当金・利回り・増配状況

などについて、紹介します。(いずれも2019年5月時点)

[F]企業概要

企業概要

[F]フォードモーターの企業概要です。

フォードモーターは、アメリカの自動車メーカーです。

「フォード式」と呼ばれる、自動車の大量生産工程に関する大規模マネジメント(科学的管理法)を取り入れたことで有名です。

組み立て工程にベルトコンベアを導入し、流れ作業を実現したのもフォードモーターが始まりです。

本社は、アメリカ合衆国ミシガン州ディアボーン。

沿革

[F]フォードモーターの沿革です。

創業期

1903年、ヘンリー・フォードによって創業。

1908年から製造販売された「フォード・モデルT」は、現代の自動車製造スタイル・アフターサービス体制のモデルとなった車であり、現代の自動車産業の原点とされます。

フォードの発展

初期のフォード社は、新車開発を行わず、「フォード・モデルT」の製造を続け、創業から20年近くを生産工程の改良、販売サービス網の充実に費やします。

これにより、当時金持ちしか手にできなかった自動車の価格が大幅に下がり、大衆的な輸送手段となります

価格優位性を確保したフォード社はアメリカの自動車市場の5割を占める大会社となります。

GMとの競争

その後も、フォードは、大衆への普及に努めるべく、生産性のさらなる向上でT型の価格を下げ続けることに注力します。

一方、上級の車を求める顧客需要に対し、GM(ゼネラルモーターズ)は、 オートローンによる販売を展開し、低所得層でも分割で高級車を購入できる仕組みを構築し、徐々にアメリカ国内のフォード顧客を奪っていきます。

同時にT型の低価格化に固執し続けるフォードの経営方針は、T型自体の陳腐化を招き、競争力を失っていきます

アメリカ海外への進出

GMとの競争は、早くから海外への進出も目を向けることにも繋がります。

イギリス(1911年)、ドイツ(1931年)の創業当初からの進出に加え、1967年にフォード・オブ・ヨーロッパによって、欧州内での生産モデルが統一

アジアでも日本(1925年)、オーストラリア(1926年)に海外進出しています。

リーマンショック以降の苦境

2007年のリーマンショック以降、深刻な業績悪化となり、現在では、各地域で独自に商品開発・生産を行ってきた体制を世界的に一本化する、「One Ford戦略」により、立て直しを図っています。

最近の業績

2018年の決算は、純利益 前年比5割減世界経済の不安定により、不調が続いています。

北欧では、売上好調であったものの、中国での米中貿易戦争、欧州では、イギリスEU離脱の不透明により、新車販売が落ち込んだためとされています。

いずれにせよ、外部要因であり、フォード自体の内部要因によるものではないため、長期的には問題ないものと思われます。

マツダとの提携

1979年以降、日本の自動車メーカーである「マツダ」と資本提携し、アジアをはじめとする小型車の開発・生産を委託するなど、日米の自動車ビジネスを共同で展開していました。

2000年代後半、リーマンショックなどをきっかけに経営危機に陥ったフォードは、資金調達のため、マツダへの出資比率を段階的に引き下げ、2015年までに全マツダ株式を手放しています

これにより、現在では、30年以上続いたマツダとの資本提携は解消されています。

世界の自動車市場におけるフォードのシェア

世界の自動車市場における、[F]フォードモーターの販売台数順位です。

2017年の販売台数は世界第6位となっています。

(単位:万台)

順位 販売主

販売台数(万台)

1 VW(フォルクスワーゲン) ドイツ 1074
2 ルノー・日産・三菱自動車 フランス・日本 1060
3 トヨタ 日本 1044
4 GM(ゼネラルモーターズ) アメリカ 960
5 現代自動車 韓国 726
6 フォードモーター アメリカ 660
7 FCA(フィアット・クライス・オートモービルズ) フランス 480
8 ホンダ 日本 368
9 PSA フランス 363
10 ダイムラー ドイツ 327

地域別 売上比率

[F]フォードモーターの地域別売上比率です。(2018年)

半分近くを北米で売り上げています。次いで全体の4分の1を欧州4分の1弱をアジア太平洋で売り上げており、世界に幅広く市場を有しています。

これだけ広くに販売しているため、いずれかの地域で経済情勢が揺らいだ場合でも、今後も幾分かの影響を与えることが想定されます。

地域 販売台数(万台)
北米 292
欧州 153
アジア太平洋 105
南米 36
中東・アフリカ 10

[F]株価

[F]フォードモーターの株価は、10.41ドルです。

 

ここ10年程度の推移では、2014年の18ドル台を最後に下落傾向です。

[F]配当金・配当金支払い頻度・配当落ち月・配当金支払い月

[F]フォードモーターの配当金関係の基本情報です。

配当金(直近1年間)

[F]フォードモーターの直近1年間の配当金は、0.6ドルです。

配当金支払い頻度

[F]フォードモーターの配当金支払い頻度は、四半期ごと(年4回)です。

毎期0.15ドルの配当金支払いです。

配当落ち月(直近1年間の権利確定日)

[F]フォードモーターの配当金権利確定月は、1・4・7・10月です。

直近1年間の権利確定日は、2018/7/20・2018/10/22・2019/1/30・2019/4/23です。

配当金支払い月(直近1年間の配当金支払い日)

[F]フォードモーターの配当金の支払い月は、3・6・9・12月です。

直近1年間の配当金支払い日は、2018/9/4・2018/12/3・2019/3/1・2019/6/3です。

[F]配当利回り

[F]フォードモーターの配当利回り関係の基本情報です。

配当利回り(直近)

[F]フォードモーターの配当利回りは、5.76%(税引き前)です。(執筆時点)

税引き後の配当利回りは、 

5.76 ✕ 0.79685(日本国内)✕ 0.9(米国内)=4.13% 

となります。

過去の配当利回り実績(税引き前)

[F]フォードモーターの過去の配当利回り実績です。(税引き前)

横軸:支払い日 縦軸:税引き前 利回り(%)

利回りは、4%後半~6%後半で推移しており、大変魅力的に見えます。ただし、特に直近数年の6%を超える高利回りは、株価自体の下落によるものであるため、注意が必要です。後述のとおり、配当金自体は、毎期0.15ドルが維持されているものの、今後の経過観察が必要と言えます。

配当性向

[F]フォードモーターの配当性向は、43.5%です。

[F]配当金の支払い実績・増配率

配当金の支払い実績

[F]フォードモーターの配当金支払い実績です。

横軸:確定日 縦軸:配当金(USドル)

ここ5年程度は、毎期0.15ドル(年間0.6ドル)の配当が堅持されています。過去、特別配当をだしたこともあります。また、2006年10月期~2011年10月期においては、無配であった時期もあります。後述の通り、ここ数年は、利益が下落傾向であるため、現在の配当が今後も維持できるか、確実ではないため、注視が必要と思われます。

配当金の増配率

[F]フォードモーターの配当金の増配率です。

横軸:確定日 縦軸:増配率(%)

明確な増配傾向はみられません。基本的には一定額の配当を保ちますが、過去数年スパンで無配を経験したこともあるため、注意が必要です。

[F]業績

総収入

[F]フォードモーターの総収入です。

(単位:US百万ドル)

売上総利益

[F]フォードモーターの売上総利益です。

(単位:US百万ドル)

営業利益

[F]フォードモーターの営業利益です。

(単位:US百万ドル)

純利益

[F]フォードモーターの純利益です。

(単位:US百万ドル)

前述のとおり、中国、欧州の世界情勢の影響を受け、純利益が悪化しています。(2018年度)

まとめ

[F]フォードモーターは、高い利回りが魅力の銘柄です。

ここまで、一定の配当は維持されていますが、過去、リーマンショック時、数年単位で無配であったことがあります。今後も世界情勢の影響による決算悪化によって減配される可能性はあるため、注視しつつポートフォリオに組み込んでいくべきと考えます。


お読みいただき、ありがとうございました!

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