こんにちは。
配当サラリーマンの“いけやん”です。
この記事では、
株式投資を始めようとしているが、どの証券会社にすればよいか、分からない方
に向けて、
証券口座を開くときの 証券会社の選び方・ポイント
について、紹介します。
目次
結論:おすすめは「松井証券」と「SBI証券」の合わせ技
はじめに結論からいきますと、松井証券とSBI証券を合わせ技で開設していくのがいいです。
株式投資歴8年のいけやんも、この2つをメイン口座として使っています。
様々な証券会社がありますが、どのようなポイントで選んでいけばよいでしょうか。
順番に見ていきましょう。
1番の決め手は手数料です
証券会社を選ぶ際の1番の決め手は、手数料です。
株を売買するには、株を買う時にも、売るときにも、証券会社に売買手数料を払わないといけません。
これは株式投資をするときの「コスト」になり、投資利益を差し引くものになってしまうため、もちろん、安ければ安いほどよい、です。
簡単な例で見てみます。
例えば、マネックス証券で[9437]NTTドコモを売買した例を見てみます。
100株を株価3,000円の時に購入し、3500円の時に売却した場合、
- 購入時は、100株 ✕ 3,000円 で、30万円の取引
- 売却時は、100株 ✕ 3,500円 で、35万円の取引
となり、5万円の利益をゲットできます。
(厳密には、売却益に対して税金が20%とられるので、4万円の利益です)
ここからさらに、証券会社に支払う取引手数料を差し引かないといけません。
マネックス証券の場合、1回の取引額が50万円までの場合、片道2,500円の手数料がとられます。
これは、購入時と売却時に「両方」かかるので、売買往復で計5,000円(!)の手数料となります。
実に、税引き前の利益の1割にも相当する分をもっていかれることになります。
これは非常に大きいです。
しかしながら、この売買時の取引手数料は、証券会社によって、けっこう大きな差があります。
先ほどのNTTドコモの場合でも、証券会社によっては、手数料が無料のところもあります。
それでは、証券会社ごとの取引手数料を見てみましょう。
注文ごとの株式売買手数料比較
まずは、1回の注文ごとの売買手数料の比較です。
1注文ごとの株式(現物)の売買手数料[税抜き]
~10万円 | ~20万円 | ~50万円 | ~100万円 | |
---|---|---|---|---|
松井証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 1,000円 |
ライブスター証券 | 80円 | 97円 | 180円 | 340円 |
DMM株 | 80円 | 97円 | 180円 | 340円 |
GMOクリック証券 | 88円 | 98円 | 241円 | 436円 |
SBI証券 | 90円 | 105円 | 250円 | 487円 |
楽天証券 | 90円 | 105円 | 250円 | 487円 |
auカブコム証券 (旧 カブドットコム証券) | 90円 | 180円 | 250円 | 990円 |
岡三オンライン証券 | 99円 | 200円 | 350円 | 600円 |
マネックス証券 | 100円 | 180円 | 450円 | 1,000円 |
これによると、50万円までの取引であれば、松井証券が手数料無料であり、一番お得であることが分かります。
1日定額の株式売買手数料比較
次に、1日定額の手数料です。
「1日定額」とは、1日の取引金額の合計によって手数料が決まる仕組みのコースを言います。
1日あたりの株式(現物)の売買手数料[税抜き]
~10万円 | ~20万円 | ~50万円 | ~100万円 | |
---|---|---|---|---|
SBI証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
楽天証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 858円 |
岡三オンライン証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 800円 |
松井証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 1,000円 |
岩井コスモ証券 | 80円 | 159円 | 400円 | 800円 |
GMOクリック証券 | 213円 | 213円 | 399円 | 797円 |
ライブスター証券 | 400円 | 400円 | 400円 | 600円 |
マネックス証券 | 2,500円 | 2,500円 | 2,500円 | 2,500円 |
このコースで比較すると、先ほどの松井証券に加えて、SBI証券、楽天証券、岡三オンライン証券も無料となってきます。
1か月定額の株式売買手数料比較
最後に、1か月定額の手数料プランです。
こちらは、1か月の取引金額の合計によって手数料が決まるコースを言います。
1か月あたりの株式(現物)の売買手数料[税抜き]
~50万円 | ~100万円 | ~500万円 | ~1000万円 | |
---|---|---|---|---|
SBIネオモバイル証券 | 200円 | 1,000円 | 3,000円 | 5,000円 |
SBIネオモバイル証券のみで導入されており、月の取引額が50万円までであれば、月額利用料が200円となります。
SBIネオモバイル証券は、SBI証券が始めた新サービスで、Tポイントを使って株式投資ができる上、1株単位からでもスマホだけで気軽に始めることができるサービスです。
1回の取引額が50万円以上する銘柄を、月に何度も取引する場合は、こちらがお得となる場合もあるでしょう。
使い勝手・情報収集のしやすさも重視しましょう
松井証券のデメリット 使い勝手は今一つ
先ほど説明したように、証券会社を選ぶときの1番のポイントは手数料です。
しかし、銘柄を選んだり、保有株を管理するときに、
- 証券会社のページの見やすさ
- 情報収集がしやすいか
といった使い勝手も重要です。
手数料でダントツの優秀さを見せた松井証券ですが、デメリットとしては、正直、使い勝手の面では今一つです。
使い勝手・情報収集面では、おすすめは「SBI証券」
この点では、SBI証券に配配が上がります。
このため、いけやんは、松井証券とSBI証券の2つをメインバンクとし、
売買は松井証券、情報収集はSBI証券
という二刀流の使い分けをしています。
SBI証券で優れている点を見ていきましょう。
各銘柄のページが充実
SBI証券の各銘柄のページです。
株価、板、チャートと併せて、利回り、配当、PER、PBRといった基本的な情報がきれいにまとまっており、見やすいです。
四季報を見ることができる
SBI証券では、四季報に載っている情報もみることができます。
四季報は会社から出されるIR情報以外に、四季報記者が取材して得た見解などが載っています。
これは株価変動にも影響を与えると言われているため、押さえておくのがベターです。
四季報は、四半期ごとに発売されており、紙の本で買うと2300円しますが、SBI証券に口座開設していると無料で見ることができます。
ポートフォリオページが充実
SBI証券では、株リストであるポートフォリオのページが見やすいです。
(↑ここから各個別の銘柄ページに飛べるようになっています。)
ポートフォリオは、目を付けている銘柄の値動きを確認するのに、ぜひとも欲しい機能です。
1リスト(ポートフォリオ)あたり、50銘柄まで登録することができ、最大で200個のリストを作成することができます。(これだけあれば、十分ですね)
スクリーニング機能が充実
SBI証券では、銘柄のスクリーニング機能も充実しています。
「東証1部で10万円以下で購入できる銘柄」とか、
「配当性向が40%以下で、配当利回りが5%以上(高い順に表示)」といった、
自分の調べたい条件で銘柄を絞り込んで比較することができます。
一例を紹介しましたが、SBI証券では、ページの使い勝手や情報収集が優れモノですので、取引をしない場合でも、是非とも開設しておきたいところです。
松井証券、SBI証券の口座開設
いずれも口座開設はネットからできます。
もちろん、いずれも、口座の開設・維持に手数料は一切かかりません。
まずは開設しておいて間違いないとおすすめできる2口座です。
松井証券の口座開設
松井証券の口座は、下のページから開設することができます。
SBI証券の口座開設
SBI証券の口座は、下のページから開設することができます。
まとめ
証券会社を選ぶときのポイント・選び方について、解説しました。
いけやんも実際に使っているとおり、
手数料の安さから実際の取引をするのは、松井証券
情報収集の面から、SBI証券
がおススメです。
これらの証券口座をまだ開いていない方は、ぜひこの2つから開設していきましょう。
お読みいただき、ありがとうございました!
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