投資信託で「再投資までのタイムラグが複利効果を下げる問題」を解決できる

time投資信託

こんにちは。

配当サラリーマンの“いけやん”です。

この記事では、配当金再投資をする上で、現実に直面してしまうある問題について考察します。
 
 

配当再投資までのタイムラグ

 
配当金再投資では、
 
得られる収入をできるだけ多く運用資産に回し、高配当銘柄をコツコツ購入することで、受取配当金を増やしつつ、再投資することで、複利効果を発揮しながら、資産を増やすこと
 
がポイントでした。
 
しかし、実際に上記を実践すると、構造上、ある問題点にぶつかります。
 
それは、「配当金を受け取っても、速やかに再投資することは難しい」ということです。
 
どうゆうことでしょうか?
 

配当金”だけ”を原資に次の銘柄を”すぐ”購入することは「できない」

 
 
例えば、運用資産500万円、利回り4%で運用していたとすると、年間20万円の配当金を受け取れます。
 
実際には、この20万円は、あるタイミングで一気に振り込まれるわけではなく、
 
各銘柄の配当支払日に、数千~数万円ずつ振り込まれます。
 
(例えば、1月15日に5000円、2月20日に1万円・・・といった感じです。)
 
では、配当支払後、速やかに数千円単位の配当金を株式などの個別銘柄の再投資に回すことはできるでしょうか。
 
答えは、NOです。
 
理由は2つあります。
 
①数千~数万円で購入できる銘柄は限られている
 
②株式購入ための待機資金が増えるだけ
 
①は、文字通りですが、高配当の個別銘柄は、10万円以上するものがほとんどですから、数千円程度の配当金が振り込まれても、即座に購入することはできません。
 
②は、より現実的な問題点ですが、この例では、500万円の金融資産を保有していますが、
 
この時、証券会社の口座には次なる銘柄購入のための資金(例えば50万円)が必ず入金されており、待機しています。
 
 
ここに数千~数万円の配当金が入金されてもこの待機資金の額が増えるだけで、再投資したことにはなりません。
 
仮に5000円の配当金が入金されたとして、それを再投資したつもりで10万円の銘柄を購入したとしても、
 
その資金の出所の95%は、元々現金として持っていた待機資金ですから、「再投資した」感覚はどうも薄くなってしまいます。
 
つまり、
 
入金された配当金を速やかに再投資できていない
=効率的に複利効果を発揮できていない!
 
ということになります。

個別銘柄を購入できないのは「購入金額が大きいから」

このような問題が発生する原因は、「個別銘柄の購入金額が大きい」からです。
 
1回あたり支払われる「数千円程度」の配当金に対し、次に購入したい個別銘柄は、「数万円」オーダーであるから上記の問題が起こります。

少額から購入できる金融商品=投資信託

私は、この問題に対処する方法を考えた結果、投資信託の活用に行き着きました。

 
投資信託は、500円」のように、1回の購入金額を細かく刻むことができます。
 
投資信託は、少額から購入できるメリットがある一方、個別銘柄にはない購入上の注意点があります。
 
投資信託には、様々な商品がありますが、価格(基準価格)の決定は、需給(売り買い注文数)の関係で決まる個別銘柄と異なり、複雑です。
 
運用手数料が高く、投資家にメリットのないアクティブファンドや、タコ配の分配金で投資家をあざむく毎月分配型投信など、悪徳商品が混ざっています。
 
それでは、どんな商品を選べばよいでしょうか?
 
 
結論としては、投資信託の中でも、手数料が安く、幅広い銘柄に分散されたインデックス型の投資信託商品を選ぶのが正解です◎
 
詳しくは、以下の記事で紹介しています。
 
【リンク インデックス投資信託の積立で配当再投資の効率を最大化する】

まとめ

  • 配当金を速やかに再投資し、複利効果を最大限発揮したいところだが、現実的にはタイムラグが発生してしまう
 
  • これは、配当金に対し、次に購入する個別銘柄の金額が大きいからである
 
  • これを解決する方法として、少額から購入可能な投資信託を導入する

いかがだったでしょうか。

高配当再投資の投資は、楽しく資産を築ける素晴らしい手法ですが、現実に実行しようとすると、このような問題に突き当たります。

投資信託のメリットを生かし、さらなる投資効率化を図りましょう!

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