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不景気=売り手市場で学生に不利な就活
私が就活をしたのは、今から10年ほど前。
リーマンショックの影響をモロに受けた売り手市場の時代だ。
今よりも採用側が強く、就活生が弱かった。
就活生は、内定を取れないと、新卒プータローになって露頭に迷う、という強い危機感を誰もが持っていた。
結果から言うと、私は就職ランキング上位の人気企業から、面接解禁の週に内々定を得た。
就活はとても上手くいった部類に入る。
ただ、最初から余裕杓杓で就活をしていたわけではなかった。
初期はとにかくボロボロで、インターンの面接すら通らない状態から試行錯誤し、本番には何とか間に合った形だ。
当時の就活スケジュールは今は違い、10月に説明会が解禁、4月から面接・内々定解禁というスケジュールであった。
私の就活は、ざっくり言うと、こんな感じ。
夏:インターンでは選考すら通らず、ボロボロ
↓
秋:これではいけない、、、、と(凹みながらも)試行錯誤
↓
春:何とか間に合って、内々定ゲット
(夏)ボロボロのインターン選考
インターンシップは、夏休みに3日間とか、1週間とか、泊まりで行われるのが一般的。
そんな中、私は何社かのインターンシップの選考に意気揚々と臨むも、大失敗。まじでボロボロの結果であった。
面接では、準備不足から(今思うとド定番の)質問にさえ全く答えられず、すべての面接で全
滅。
「1時間予定ですからね」と事前に案内された面接を15分で帰らされたこともあった。
いわゆる就活で壁にぶち当たった学生の典型。
そして、周りを見ると、自分よりしょぼいと思っていた学生友達が、次から次へと名だたる企業のインターン合格を勝ち取ってくる。私は大いにへ凹んだ。。。
(秋)試行錯誤で巻き返しを図る、、、
日本の就活システムにやる気をそがれつつも、「このままではいけない、、、」となんとか自分を奮い立たせ、秋から年明けにかけて、必死に企業研究・面接準備をした。
この時期はマジで辛かった。。
(春)何とか間に合って、内々定ゲット
インターン選考の敗因を徹底的に考え抜くことで、本番では、第一志望であった倍率100倍の人気企業から、面接解禁直後の4月第1週に内定をもらい、就活を終了した。
正直、夏の大失敗はあったものの、十分な準備をしたから、余裕と自信をもって挑めるレベルに至った。
どの面接でも落ちた気はしなかったし、
「自分を落とすぐらいなら、どうぞ。」(※ 落ちた企業もあったが、、)
「(先に内々定が出た企業に対して、)第一志望の選考が終わるまで待ってください。待てないのなら、合格は取り消してもらって結構です。」
と思えるぐらいのまでに至った。
私ほど、練習試合(インターン)と本番(本選考)で就活に対する巧拙に差が出た学生は、そう多くないと思われる。
「就活=ゲーム」。テクニック・ノウハウ重視のゲーム
この一連の過程で学んだのは、「就活はテクニック・ノウハウがものを言うゲームである」ということ。
こんなものは、間違いない順番と正しい方法できちんと準備すれば、必ず成果の出るイベントだ。にもかかわらず、準備不足で散る学生は多い。
多くの学生は準備不足。就活ゲームを攻略できぬまま、本番に臨む
入社後は、企業の人間側として、就活生の前に出る機会もあった。
この時、肌感覚で知ったのは、企業側から見ると、学生のうち、内定レベルに達している学生は20~30人に1人程度しかいない、という事実。
入社間もない私がそう感じるのだから、内定レベルの当落線上の学生を見続けてきた人事の部長クラスからするともっと厳しいと思われる。
要は、就活生の準備は圧倒的に不足しており、合格レベルに達しているものは少ないということ。
逆に言うと、しっかりと準備することで他の学生を出し抜き、志望企業から内定を得ることは難しくない。
就活ノウハウの発信を決意
最初からセンスに優れる学生は、そこまで準備しなくてもなぜか面接では企業側が求める回答ができて、苦労せずに内定をもらっていく。
少なくとも、私はそうではなかった。
インターン期から本選考にかけて徹底的に考えぬき、就活を体系的に分析して得た知見は、後世の就活生にも有益でないかと感じ、本記事を発信することにした。
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