こんにちは。
配当サラリーマンの“いけやん”です。
この記事では、私が個別銘柄だけでなく、投資信託も組み入れている理由について書きたいと思います。
目次
個別銘柄だけでは、「再投資タイムラグ問題」に突き当たる
私は、「高配当銘柄のコツコツ購入・配当金再投資」を投資戦略としています。
ところが、個別銘柄だけで運用した場合、配当金を速やかに再投資するには現実的に問題がありました。
1回あたり支払われる「数千円程度」の配当金に対し、次に購入したい個別銘柄は、「数万円」オーダーである。
つまり、個別銘柄の購入金額が大きいことが問題でした。
投資信託の活用
そこで、投資信託を活用します。
投資信託とは
【投資信託とは】投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品です。その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて「分配」されます。
個別銘柄と異なり、手数料(信託報酬)はかかりますが、
- 広く分散された銘柄を購入するため、個別銘柄よりも価格変動リスクが小さい
- 銘柄の入れ替えをファンドが行ってくれる
- 少額からの購入、積立設定が可能
というメリットがあります。
このうち3番目のメリットが肝です。
出資者資金をまとめて買うから少額出資が可能
投資信託は、ファンドに集まった資金を使って運営者が各銘柄をまとめ買いするため、
購入者自身は、個別銘柄の最低投資額よりはるかに小さい金額で分散された株式などを買うことができます。
一家に1台、車を持って維持するのではなく、みんなで出資して車を共有するカーシェアに似ていますね。
個別で所有した場合に比べて、運営者には会員管理などの負担が発生するので、会員は手数料を支払います。
これにより、
- 「毎月5日・15日・25日に1万円」
とか、
- 「毎日500円」
といった買い方が可能です。
毎日積立を設定し、「ドルコスト平均法」を実践
毎日積立を設定することで、個別銘柄の配当金で入金された分の投資信託を時間差なく、速やかに再投資することができます。
いわゆるドルコスト平均法です。
【ドルコスト平均法とは】値動きのある金融商品を購入する場合に、「定期的に」「一定の金額ずつ」購入する買い方です。一気に購入するより、有利な取得価額に分散できます。
ちなみに、時間分散の観点からは、必ずしも毎日まで購入頻度を分けなくても、運用効果は変わらないと言われています。
しかし、毎日コツコツ積み立てている!という精神的安定感は、資産運用を続けていく上で大事だと思います。
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私の場合、例えば、年間の受取配当金が36万5000円の年は、1日あたり1000円の投資信託を毎日積立購入しています。
配当金が入金された瞬間、再投資を実施していることに等しくなります!
これこそが、
「配当金の再投資までの時間を最小化」=「複利効果を最大化」
する方法です。
例えば、世界全体に分散された株式インデックスファンドの長期的な運用利率は、年間4~5%と言われています。
つまり、投資信託の積立を実施していれば、配当金の再投資に引けをとらないリターンが得られると考えています。
低コストなインデックスファンドを選ぼう
個別銘柄と同じく、投資信託にも数多くの商品があります。
この中でどれを選ぶかというと、答えは、世界中の株式を中心に広く分散された「インデックス投資信託」です。
インデックス投資信託『日経255』や『NYダウ』などの株式指標(インデックス)と同じ値動きをするように作られた投資信託。
例えば、私が毎日1,000円積み立てている世界経済インデックスファンドは、世界中の株式・債券にバランスよく分散された投資信託です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
毎日積立ができる投資信託を、ドルコスト運用法で購入することで、配当金再投資の効果を最大化する方法を紹介しました。
個別銘柄だけでは、配当再投資までのタイムラグが複利効果を下げてしまう問題を解決するため、投資信託を購入する。
投資信託は、出資者が出し合った資金をまとめて運用するため、運用コストはかかるが、少額ずつ購入することができる。
投資信託の中から、「世界中の株式を中心に広く分散されたインデックス」の商品を選ぶ。
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