株の自動発注「利益を伸ばし、損を最小にする」トレーリングストップ

全般

こんにちは。

配当サラリーマンの“いけやん”(@ikeike_009)です。

この記事では、

  • 「配当金狙い」ではなく、「上昇狙い」で株を買ったときの悩み

について書きます。

上昇狙いの株を買った人

  • 買った株が上がったけど、欲張って持っていたら、下がってしまった。
  • 利確したら、さらに上がっていった、、、
  • 損切りできなくて、ずるずる持っていたら塩けになってしまった。。

こんな悩みにお答えします。

こういった経験、ありませんか?

私もよくあります!←

下がるとなかなか損切りできないし、上がったら、いつ利確していいか分からない。。

◎この記事を読むと分かること

  • 上昇狙いの株で「利益を伸ばし、損を最小にする」には、自動発注を使えばよい
  • イケてる自動発注「トレーリングストップ」のメリット、使い方

【結論】「利益を伸ばし、損を最小にする」には、自動発注を使うべし

はじめに結論から。

冒頭のような悩みに対しては、「自動発注」を使うことで解決できます。

秒速で一億稼ぐ男「与沢翼」氏も同じことを言っています。

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人間の心理上、損小利大は難しい!⇒自動発注を使おう

なぜ、自動発注に頼るべきか?

それは、「買った株が上がったり下がったりした時、上手に売ろうとしても、人間の心理上うまくいかない」から。

買った瞬間、「利確」と「損切り」の両方を指値で入れておく、というのが基本となります。

利益をもれなくとれる自動売買=「トレーリングストップ」

ただ、これだと、「買った時点での想定」に基づいて、指値設定することになり、十分に利益をとれません。

そこで、値上がりに連動して、売り執行ラインも自動で上がっていく「トレーリングストップ」を使います。

これこそが利益を最大化する秘訣です。

ちなみに、トレーリングストッブが使えるのは、日本株では「auカブコム証券」、米国株では「マネックス証券」だけです。

人間の心理上、「損を小さく、利益を大きく」するのは難しい

私はこれまで、「配当金狙いの投資」をやってきました。

このため、「買った後の値動がり・利確」をあまり意識したことがありませんでした。

  • 配当狙いでずーーーっと保有!
  • ただ、たまたま上がったら、気が向いたら利確する

って感じ。

・・・ただ、最近気づきました。

いざ、上昇狙いで株を持ってみると、上手に売買するのはとても難しいです。

損切りは難しい

まず、予想に反して値下がりしてしまった時。

なかなか損切りできない。

「また戻るかも??」(てゆーか、戻ってほしい!)←願望

と思って持ち続けると、さらに下がる、、、。

・・・そうして塩漬け状態になりがちです。

利確も難しい

予想どおり上昇したとしても、これまた難しい。

上昇トレンドの中でも小さな調整(下落)は必ずある。

そこで利確すべきか?持ち続けるのか?

  • 利確したら、そこからさらに伸びていくことも。
  • 逆に、持ち続けたら下落して、利益を取り損ねることも。

要は、、、利確も、損切りも難しい!!

人間の心理が損小利大を妨げる

結局、人間の心理に頼って売買しようとしても、うまくやるのはとても難しい。

というか、「儲けたい」「損が怖い」といった心情が入った時点で、むしろ上手くいかない気がします。

「損を小さく、利益は最大に伸ばす」べきなのに、実際にはこれと逆のことをしてしまう。

人間の心理に頼る時点で、「損小利大」をやるのは難しいのです。

~(略)~これが損小利大の真意ですが、損小利大と念仏のように唱えてもできないのは、思い込みが激しく意思決定が遅れ発注も制御できていないからなんです。

投資で勝つための真実の方法(YOZAWA TSUBASA BLOG)

人間心理を排除=「自動発注」

そこで、人間の「儲けたい」「損が怖い」心理を排除する解決策が「自動発注」

これは、証券会社ごとの売買画面でついている機能です。

最初から「利確」「損切り」発注を入れておくOCO発注

一服的なのは、買った瞬間、「利確」と「損切り」2つの発注を入れておく、というもの。

OCO発注といいます。

OCOは、「One Cancel the Order」。

どちらかの発注が成立したら、もう片方の発注はキャンセルさせる、という意味ですね。

例えば、1000円で買えた株に対して、1100円の「利確」950円の「損切り」の発注をいれておく。

予想どおり上がれば、100円の利益

下がれば、50円の損失

これによって、損小利大が実現できます。

特殊注文ってなに?(OCO編)

他にもある自動発注方式。IFD、IFDOCO

自動発注の方式は他にもあります。

  • (買った後に)「利確」と「損切り」2つの発注を入れる「OCO発注」

だけでなく、

  • (買う前に)「買い」と「売り」の2つの発注を入れる「IFD発注」(イフダン)、
  • OCOとIFDの両方を組み合わせた「IFDOCO発注」

など。

≫参考(SBI証券)注文方法を大幅に拡充!「OCO注文」「IFD注文」「IFDOCO注文」をリリース

これらは、どの証券会社でもある一般的なもの。

(※多少の差はあります)

OCO発注の利益をさらに伸ばせる「トレーリングストップ」

ただし、これらの自動売買のデメリットは、「発注時に指値の価格を決めなければいけない」こと。

想定以上の値上がり⇒利益を取り損ねる

思っていた以上に値上がりが大きいと、もともとの指値がうまく機能しません。

値上がりが大きいと、利確ラインにあっさり刺さってしまう。

そして、実際にはその後さらに上昇。

本来とれるはずの利益が取れなかった・・・・というパターン。

価格の上昇に合わせて、損切り指値も連動

そこで、「トレーリングストップ」がめちゃくちゃ優秀にはたらきます。

これは、価格の上昇に合わせて、損切りの指値を自動で変更する注文方式。

株価の上昇に合わせて「損切りラインが連動する」イメージ。

他の自動発注は、指値が「固定」なのに対し、トレーリングストップは「連動」するのがミソですね。

トレーリングストップのイメージ図

トレーリングストップのイメージ図は、以下のとおり。

高値を更新したとき、これに合わせて損切りラィン(逆指値)が上がっていきます。

高値の更新後にさがったときは、いったん上がった損切りラインは変わりません。

ここで損切りラインに当たれば、そこで利確となります。

トレーリングストップのメリット

トレーリングストップのメリットは、上昇していったとき、利益を最大化できる点。

もともと「固定」していたら、そこで利確されてしまいます。

トレーリングストップなら、価格が伸びる限り、利益を伸ばし続けることができます。

メリット大!

トレーリングストッブが使える証券会社

トレーリングストップ発注は、もともとFXでよく使われる発注方式のようです。

ただ、株式投資で使えるのは、限られた証券会社だけ。

となっています。

SBI 証券は非対応

意外にも、ネット証券の雄・SBI証券は対応していません。

これまで、情報収集で「SBI証券」、取引では「松井証券」の2つを推していました。

が、これまで見過ごしていた2社(auカブコム証券マネックス証券)も、優位なポイントがあることがわかりました。

トレーリングストップは「メリット大」

繰り返しですが、株トレードで資産を築いた与沢氏も、

利益を伸ばす最大の秘訣は「自動発注」の仕組みを使うこと

(=人間の心理によらないトレードをすること)

と述べています。

株式投資でキャビタルゲイン(値上がり益)を狙っていくのであれば、トレーリングストップを使わない手はないですね!

まとめ

  • 「利益を最大に、損を最小に」するには、人間心理に頼っていては難しい。自動発注に頼るべし。
  • 「損切り」「利確」ラインを同時発注するのは、OCO発注。ただし、利益の伸びを十分に取りきれない。
  • トレーリングストップであれば、価格の伸びに合わせて損切りラィンを修正。これなら利益を最大化できる。
  • トレーリングストップが使えるのは、日本株→「(auカブコム証券」、米国株→「マネックス証券」だけ。

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