こんにちは。
配当サラリーマンの“いけやん”です。
この記事では、
高配当株銘柄の選び方
について、解説したいと思います。
初めて株を買うとき、どうやって銘柄選びしていいか分からないと思います。
いけやんも、はじめは株のことが全く分かっていなかったし、色々調べても難しい専門用語ばかりで、とっつきにくかったのを覚えています。
高配当狙いの投資をこれから始める方に向けて、まず見ていくべきシンプルな銘柄の選び方をお伝えしたいと思います。
ポイントは、利回りと配当性向の2点です。
目次
配当狙いの投資は、初心者に向いている
株式の投資には、いろいろな方法(方針)があります。
中でも、配当狙いの投資は、初心者でも始めやすく、継続しやすいものだと思います。
劇的な上昇利益は狙えませんが、その分、コツコツと投資額を積み上げながら、配当をもらうのはとても楽しいです。
>高配当株の投資が初心者におすすめな理由 失敗しにくい投資法
高配当狙いの投資の銘柄選びでのポイント
高配当狙いの投資の銘柄選びでのポイントを見てみましょう。
はじめに確認したい項目は、
- 配当利回り
- 配当性向
の2つです。
最重要項目は、利回り
まずは利回りです。
利回りの計算方法
利回り = 年間配当金 ÷ 投資金額 × 100(%)
投資額に対し、年間もらえる配当金の割合です。
利回りの計算例
株価1000円の銘柄を100株買った場合、投資金額は10万円です。
この会社が、100株で年間5000円の配当を出すのであれば、
利回りは、
5000円÷10万円×100=5%
となります。
利回りはどれぐらいあれば高配当?
日本株式の利回りは平均1〜3%ぐらいのイメージです。
5%以上あれば、高配当のため、投資の検討候補になってきます。
利回りの確認方法
代表的な国内株式の利回りは、本サイトでランキング形式で紹介しています。
また、SBI証券で口座を開設すれば、全銘柄・最新の利回りを確認することができます。
配当性向
一方で、配当金の出どころは、企業活動の利益です。
本業で利益が出てないのに、社内の蓄えを無理して吐き出しているだけでは、長続きはしませんよね。
このため、無理のない、適正な範囲で配当金が出ているかをよく見る必要があります。
これを確認するのが、配当性向です。
配当性向の計算方法
配当性向 = 年間配当金 ÷ 1株あたりの利益 × 100(%)
配当金の会社利益に対する割合です。
配当性向の計算例
ある会社が1株あたり年間50円の配当を出すとして、
1株あたりの利益が200円であれば、
利回りは、
50円÷ 200円× 100 = 25%
となります。
配当性向は「利益の行き先の割合」
その1年で会社が稼ぎ出した会社利益は、
- 人件費
- 設備投資
など、色々な使い道に回されます。
配当性向は、
このうちどれだけが株主還元に向けられているか
を表すといえます。
配当性向はどれぐらいが適正?
配当性向は30〜40%で安定して推移しているのが望ましい、と言われています。
- 低すぎると、もっと還元しろよ!※
ということですし、
- 高すぎると、(配当金が多いのはありがたいことですが、)一方で、設備投資や人材資本に投入して、もっと成長させてもいいんじゃない?※
と言えます。
※ベンチャー企業などは、配当を出さずに成長持続をめざすことが多いです。また、成熟した大企業は、高配当でも高配当性向に行きつきがちです。
配当性向100%超えの頻繁はNG
また、100%を超えるということは、内部留保を吐き出して、配当支払いを維持していることになります。いわゆるタコ配です。
前年の株主総会で宣言した配当金以上の利益を達成できないと、結果的にこうなります。(ちなみに、利益がゼロに近づくと、配当性向は∞に発散します。)
利益を達成できないその年だけの理由があるのなら仕方ないです。
しかし、配当性向100%超えが頻繁に起こるのは、明らかに異常な配当を続けていると言わざるを得ません。
赤字だと配当性向算出不可
また、赤字になると、1株利益がマイナスになるため、配当性向が計算できなくなります。
配当性向の確認方法
代表的な国内株式の配当性向は、本サイトの個別企業ページで紹介しています。
利回りランキング、業種ごとのまとめページからご覧ください。
まとめ
配当利回りと配当性向という2つの指標について解説しました。
配当利回りが、出資した株主にしっかり還元されているか?
という指標であったのに対し、
配当性向は、その配当、無茶してない?
という、投資家側のチェック機能を果たします。
まずはこの2点から銘柄選びをしていきましょう。
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