こんにちは。
配当サラリーマンの“いけやん”です。
この記事では、私の本業 サラリーマン について考察します。
そして、「ただのサラリーマン」が「配当サラリーマン」になろうとするに至った経緯を書きたいと思います。
目次
「サラリーマンを続ける」とはどうゆうことか
サラリーマンでいることのメリットとは
このページをご覧いただいている多くの方は、私と同じサラリーマンだと思います。
サラリーマンのメリットは、
- 毎月安定した給料が得られ、
- 自分で興すのでは関われないほど大きな事業に、入社後比較的早くから、ノーリスクで関われる点です。
(プロジェクトの責任者が責任をとって左遷、、、などといっても、クビになるわけではありません。ベンチャー経営者が事業をたたんで夜逃げするのとは次元が違います。)
新卒で「それなり」の企業に入社できれば、世間的には「それなり」の給料を得て、
社会的な信頼を得られ、安定的なライフプランを描くことができます。
とはいえ、会社への100%依存でよいのか?
一方で、大企業といえども、倒産するときはしますし、自分の人生の生殺与奪を会社だけに預けるのは非常に危険です。
何より、会社に属し「サラリーマンだけ」の人生を続けていれば、
- 毎日決まった時間に家を出て、
- (特に東京では)満員列車に揺られ、
- 人事権を持ち、勤続年数が長いだけの気に入らない上司の言う理不尽を聞き、
- それでも時には不本意な転勤発令を受け入れ、、、
という計り知れないデメリット、精神的負担を、定年まで受け入れることになります。
多くのサラリーマンにとって、これらは本当に、本当に(!)、イヤなことであるはずなのに、
安定的で、一度乗った(乗ってしまった)サラリーマンの船から降りることができず、目を背けているのが現実はないでしょうか。
冒頭述べたように、サラリーマンには自営業にはない、多くのメリットがありますから、それを享受しながら、続けることは悪くないと思います。
しかし、会社のみに依存する状況は、窮屈で、抑圧された人生であることも確かです。
なぜサラリーマンを簡単に辞められないのか?
サラリーマンがサラリーマンを辞められない1番の理由は、安定した給料、つまり、お金です。
そこで、「会社外の収入」を得られる仕組みを作ることが、会社依存の人生を脱却するカギになります。
不労所得が、会社員としての収入を上回るほどになれば、アーリーリタイアが見えてきますし、たとえ上回らなくても、100%会社に属した状態よりは、心の余裕が違ってくると思います。
サラリーマン=「労働者」である
サラリーマンは代表的な「労働者」の形態です。
労働者とは、生産手段、お金を稼ぐ仕組みをを持たない者が賃金で雇用される者です。
(アルバイト、非常勤勤務も同じ)
自分の人生そのもの(時間、労力、知力)を切り売りし、経営者に提供しています。
サラリーマンを「使う側」に目を向けてみる
サラリーマン(労働者)は、都合よく「経営者」に使われている
一方、サラリーマンを雇う者は、「経営者」です。
経営者は、労働者を「使用」することで、事業を行います。
多くの労働者を雇うことで、自分1人では得られない生産性、すなわち、レバレッジ効果を得て利益を積み上げます。
そうして得られた莫大な利益は、(基本的には)経営者の判断で、
次の事業への投資
債務の返済
出資者への配分(配当金)
経営者自身の報酬(役員報酬)
労働者の報酬(人件費)
など、配分を決めることができます。
(基本的に、と付け加えのは、上場企業であれば、これらは「株主総会という会社の“意思決定最高機関”で承認を受ける」ということになっていますが、日本の株主総会は形骸化しており、実質的に本来の機能を果たしているとは言えないからです。)
労働者の給与は「調整」されている
労働者はどんなに頑張っても、個人が会社の利益に貢献しても、一定の報酬しか得られません。(多少のボーナス増減はあっても、やっぱり会社の利益に対して小規模です)
- 各業界・各企業で、事業内容や収益状況は千差万別なのに、なぜ初任給といえば、「20万円前後」と似かよるのでしょうか?
- なぜサラリーマンの年収は、「せいぜいウン百万、1000万円超えが大台」になるのでしょうか?
経営者が利益配分する際に、「この程度渡しておけば労働者は(不満はいいつつも)働き続けてくれる」というラインに調整しているからに他なりません。
このことを無意識に受け入れてしまい、気付いていないサラリーマンがほとんどです。
日本の多くのサラリーマンは、この絶望的に舐められた状態で疑問を持たず、労務提供し続けています。
サラリーマンを続けながら、逆の立場に回るには
会社を所有する側(投資家)になろう=株を持とう
この状態を打破し、労働者側から脱する手段が、株式など金融資産の所有、すなわち「投資家」になることです。
投資家とは、自分の資本(資金)を投じてリスクを負ってリターンを得る者です。
自分の「時間」ではなく、自分の「お金」を使うことで、事業に関わります。
時価総額を出して会社を買収しなくても、「株式」のおかげでわずかな出資で会社の一部を所有することができます。
投資家は、事業リスクを負うことが役割なので、自身が労働を提供して汗をかいたり、経営判断に責任をもつ必要はありません。
会社は、株主の所有者であり、株主総会で、取締役を選任し、あとは彼らが経営者として会社(事業)を取り締まりまってくれます。
投資家の位置付けは、労働者・経営者を越え、さらにその上位にあると言えます。
投資家になれば、リターン(配当金)を受け取ることができる!
投資家は、会社の事業にリスクを負って、資金を出資したので、決算期ごとに、その見返りを受けることができます。
すなわち、配当金です。
企業の株式であれば、「事業から得られる利益の配分=配当金」ですし、
不動産事業への投資(REIT)であれば、「不動産投資から得られる利益の配分=分配金」です。
細かい言い方は異なりますが、「事業に資金を投資し、事業失敗リスクを受け入れ、その資金提供の見返りとして報酬の一部を受け取る点」に変わりはありません。
ここまで、投資家の責務とリスクを書きましたが、
労働者が、能力(肉体・頭脳)を駆使し、精神をすり減らして、労働対価として得る報酬に比べ、投資家のリターンは、あまりにも絶大で、明らかに有利です。
しかも、このリスクは、買い方次第で減らすことができます。
投資家としての配当金収益は、不労所得そのものである、といえます。
経営者による分配調整がないため、元手さえ増やせば、受け取り報酬は、青天井に増える
↓
配当金を再投資する
↓
また配当が増える好循環に入る・・・
金を持つものは、その金がまた金を産む。
持つべきものは強いのです。
まとめ
私たちが資本主義社会で勝つ側に回るには、いつまでも労働者身分ではダメで、事業を所有し、配当を受け取る投資家になることが大事です。
今すぐサラリーマンを辞めて、自ら事業を興す必要なんてありません。(←ハイリスク)
サラリーマンを続けながら、投資家利益も手にできる「配当サラリーマン」になりましょう!
コメント
労働者から資本家側にまわるのに株式投資というのはもっとも手っ取り早いですよね。
インデックス投資による複利効果を活かした資産増大もいいですがある程度は配当金という計算できるものがあった方が継続しやすいこともあると思います。
クロスパール様
コメントありがとうございます。
私自身、運用の最適化は模索中ですが、今のところ、配当金に重みを置いて資産形成しているところです。
おっしゃる通り、配当金という目に見えるリターンは、投資の楽しさ、継続するモチベーションにつながるところがインデックス投信に勝ると感じております。