[1566]新興国債権ETF「6%近い高利回り」と「2か月ごとの配当金支払い」が魅力

新興国債権ETF

こんにちは。

配当サラリーマンの“いけやん”です。

この記事では、[1566]上場インデックスファンド新興国債券について解説します。
 
いけやんも配当金ポートフォリオで多く組み込んでいる魅力的なETFです。
一方で、新興国ならではのリスクについても解説します。
 

[1566]上場インデックスファンド新興国債券の魅力

[1566]上場インデックスファンド新興国債券は、新興国の債権で構成されるETFです。
 
2カ月ごと(年6回)の小刻みな配当金支払い
年間利回り6%近い高配当
5万円前後で購入できる手軽さ
 
が魅力です。
 

[1566]上場インデックスファンド新興国債券 基本情報

[1566]上場インデックスファンド新興国債券の基本情報です。

 

コード1566
名前上場インデックスファンド新興国債券
信託報酬信託報酬:0.45%
その他費用0.1%+株貸料の50%
運用会社日興アセット・マネジメント

 

[1566]上場インデックスファンド新興国債券は、ETFの1銘柄です。

投資信託と同じように複数の金融商品を組み合わせていますが、証券取引所に上場しており、個別銘柄と同じように株式と変わらない感覚で取引することができます

ETF(Exchange-Traded Fund)とは

ETFとは Exchange-Traded Fundの略で、株式のように証券取引所の取引時間中はいつでも売買が可能で、かつ投資信託のように複数の銘柄に分散投資をすることができます。 株式と投資信託の特徴を持つETFの仕組みです。

[1566]上場インデックスファンド新興国債券 配当利回り・支払日

[1566]上場インデックスファンド新興国債券の株価・配当金利回り・決算月・配当金支払日です。
 

株価47,950円
利回り5.99%
決算月1,3,5,7,9,11月の10日(奇数月)
支払日各決算日のおよそ1か月後
 
(2019/2/16時点)

過去の株価推移

[1566]上場インデックスファンド新興国債券の過去の株価推移です。
 
5万円前後の株価で推移しています。
新興国債権と聞いて受けるイメージほどは変動していません

過去の配当金推移

[1566]上場インデックスファンド新興国債券の過去の配当金推移です。
 
以前まで500円前後で推移していましたが、ここ数期は下落して450~500円の範囲で下降傾向です。

[1566]上場インデックスファンド新興国債券 いけやんの所有状況

所有状況

いけやんは、2019年2月時点で、[1566]上場インデックスファンド新興国債券を54単位保有しています。金額では、288万円。配当金ポートフォリオの全体の27%を構成しています。
 
 
一時は60単位以上保有していた時もありましたが、5年間のNISA枠終了に伴い、一部を売却しています。
 
ポートフォリオ全体の新興国債権比率も下げたいと思っているので、今後少しずつ売却しつつ、米国株への買い替えを進める計画です。

配当金の受取状況

配当金については、2か月ごとに26,200円を受け取っている状況です。(決算時ベース)
 
 
隔月支払いのため、資産運用の初期段階では、毎月の配当金支払いを平滑化できる主力銘柄として、ポートフォリオで活躍してくれました。

[1566]上場インデックスファンド新興国債券 ファンドのポートフォリオ

[1566]上場インデックスファンド新興国債券は、現地通貨立てで新興国の債権(国債・社債)を購入します。
 
 

[1566]上場インデックスファンド新興国債券 構成国

[1566]上場インデックスファンド新興国債券の構成国上位10か国は、下のようになっています。
 
 
銘柄比率
ブラジル10.17%
韓国9.55%
マレーシア9.32%
タイ9.00%
インドネシア8.86%
メキシコ8.85%
ポーランド7.06%
南アフリカ6.74%
ロシア4.15%
コロンビア3.82%
その他22.48%
 
 

[1566]上場インデックスファンド新興国債券 格付け比率

[1566]上場インデックスファンド新興国債券のポートフォリオを構成する債権の格付け比率は、次のようになっています。
 
格付け比率
AA13%
A39%
BBB24%
BB21%
現金2%

 

AAA信用力は最も高く、多くの優れた要素がある。
AA信用力は極めて高く、優れた要素がある。
A信用力は高く、部分的に優れた要素がある。
BBB信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。
BB信用力は当面問題ないが、将来環境が変化する場合、十分注意すべき要素がある。
B信用力に問題があり、絶えず注意すべき要素がある。
CCC信用力に重大な問題があり、金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
CC発行体のすべての金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
D発行体のすべての金融債務が不履行に陥っているとR&Iが判断する格付。

 

一番低い格付けでBBまでですが、下で説明するとおり、各国の構成比率を10%以下に抑え、全体としてリスク低減できていると考えられます。

 

[1566]上場インデックスファンド新興国債券 ベンチマーク

ベンチマークは、
「円換算したブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興国市場国債・10%国キャップ・インデックス」
となっています。
 
これは、新興市場国債の自国通貨建て投資収益を時価総額で加重平均して指数化したものです。

[1566]上場インデックスファンド新興国債券の【10%買付ルール】とは

[1566]上場インデックスファンド新興国債券では、10%の買付ルールに基づいてファンド運用がされています。

ブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックスとは?

ブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックスは、新興市場国債(自国通貨建て)の総合投資収益を時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。単一国への投資集中を制限しつつ、新興国の債券および通貨の値動きを表す指数です。

 
要は、ポートフォリオにおける
各国の構成比率が10%を超えない
ように買付が行われている、ということです。
 
 
新興国の通貨は、デフォルトリスクが先進国に比べて高い代わりに高利回りが確保されていますが、1つ1つの通貨の割合を下げることで分散によるリスクヘッジが利いていると言えます。

[1566]上場インデックスファンド新興国債券 リスクは?

価格変動リスク

[1566]上場インデックスファンド新興国債券は、一般的には、価格変動リスクが大きめの商品と言われています。
 
価格変動リスクを詳しく見てみると、
・発行元リスク
 
・為替変動リスク
に分けることができます。

発行元リスク

債権は、償還期間と利率があらかじめ決められた投資商品ですから、発行元さえデフォルトしなければ、リターンを得られる勝算は高いと言えます。
 
2006年のジンバブエや2009年のギリシャのように、国家通貨自体のデフォルトが報じられることがありますが、そう頻繁にあることではありません。
 
一国家で致命的事態となっても、国ごとの構成比率上限10%ルールがあるため、リスク分散はできていると判断できます。

為替変動リスク

[1566]上場インデックスファンド新興国債券は、日本円で資金調達し、現地通貨立てで新興国の債権するため、為替の変動リスクを受けます。
 
為替の動きを事前に読みきることはできませんが、定期的に購入を続けることで、購入価格・利回りを平均化し、変動リスクを抑えることができます。
 
新興国カントリーリスクと為替リスクをダブルで背負っていることになりますが、10%ルールにより、価格変動は案外小さいです。
 
配当金の下落傾向が続くかは注視する必要がありますが、トータルで優れた銘柄であると言えます。

まとめ

[1566]上場インデックスファンド新興国債券について、紹介しました。
 
新興国債権といえば、リスクが大きそうに聞こえますが、10%買付ルールに基づいて運用されているファンドのため、リスクを抑えて新興国の高利回りを享受することができます。
 
購入価格が5万円程度と購入しやすいので、コツコツと定期的に買い増していくことで配当金ポートフォリオの主力となりうる商品といえるでしょう。

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