ビットコイン投資のデメリットや注意点ですね。
ビットコインに投資するデメリット・注意点5つ
前回の「ビットコインに投資するメリット」では、
なぜ仮想通貨・ビットコインの価格上昇が期待できるのか?
という「好材料」を見ました。
一方で、仮想通貨・ビットコインに投資する「デメリット」としては、以下の5つがあげられます。
- 法整備がまだまだ
- ハッキングリスク
- セルフゴックスリスク
- 税金がまだまだ高い
- 価格変動(ボラリティ)が大きい
【ビットコイン】投資デメリット1:法整備がまだまだ
ビットコインで投資のデメリット、注意すべきこと1つめとして、
「法整備がまだまだ完全ではない」
というのがあります。
「取引所をまともな業者が運営しているか?」については、
- 2017年ごろ、ハッキング・取引所からのコイン流出があり、
- 金融庁も規制に動いたことで、
いくぶんか法整備が進みました。
≫参考 取引所のハッキング・コイン流出事件~原因とあなたがとるべき対策~
ただ、取引ルールなどは、株のように万全の状態か、というとまだまだ。
例えば、株式だとその企業の内部情報を知って株を買う「インサイダー取引」が法律で規制されています。
株式で禁止された高速電子取引、税率や税金の支払い、控除など、まだまだ法整備が必要な段階です。
【ビットコイン】投資デメリット2:ハッキングリスク
ビットコインで投資のデメリット、注意すべきこと2つめは「ハッキングリスク」。
暗号資産(ビットコイン)の基盤技術であるブロックチェーンは堅牢。
ただし、コイン自体を管理する「取引所自体」がハッキングされてしまうと、資産がすべて流出します。
≫参考 取引所のハッキング・コイン流出事件~原因とあなたがとるべき対策~
ハッキングがきっかけで規制強化が進んだ
ただ、これをきっかけに、金融庁もそれまで野放しだった取引所の規制に乗り出しました。
資本金などに制約を設け、今では、金融庁がお墨付きを与えた業者しか、仮想通貨取引業を営めません。金融大手の25社のみとなっています。(参考:金融庁HP)
大事なのは「万がーの時、返金されるか?」=大手の取引所を使うべき
重要なのは「万がーの事件のとき、その業者(取引所)が雲隠れせず、全額返済されるか」。
例えば、コインチェックも2017年に580億円のコインを流出させましたが、当時のおおかたの予想を裏切って(?)、全額返済しました。さらにその後、マネックスグループがバックに着き、再スタートしています。
≫参考 仮想通貨の国内取引所の「選び方」
【ビットコイン】投資デメリット3:セルフゴックスリスク
ビットコインで投資のデメリット、注意すべきこと3つめは「セルフゴックスリスク」。
「セルフゴックス」とは、
暗号資産(仮想通貨)を送金する時の送付先アドレスを間違って、どこか違うところへ送金してしまう
こと。
これをやらかすと、自分のコインは二度と戻ってきません。(送り付けられた相手が送金しなおしてくれれば別ですが。)
ビットコインは非中央集権。誰も助けてくれない
銀行であれば、窓口に行って「何月何日に送り間違えたダレダレです」と言えば、何とかしてくれる・・・かも。
が、仮想通貨では誰も補償してくれません。
ビットコインの特徴は「非中央集権的であること」であり、誰も管理しないこと。
なので、こういう場面でも誰も助けてくれないのは当たり前ですね。
≫参考 サトシナカモトが論文で示した現代金融の問題点・ビットコインの構想
【ビットコイン】投資デメリット4:税金がまだまだ高い
ビットコインで投資のデメリット、注意すべきこと4つめは「税制度が未発達で、税金が高いこと」。
暗号資産(仮想通貨)は売却益に対する税金が高いです。
これに対して、暗号資産(仮想通貨)は「雑所得」なので、給料などと合わせた所得合計で課税されます。
それも、累進課税でマックス45%(※所得が4000万円以上のとき)。この辺りは、いくら儲ける見込みがある資産とはいえ、マイナス要因。法律の改正が待たれるところです。
≫参考 仮想通貨の税金はいつ・いくら課税される?課税パターン・税率
【ビットコイン】投資デメリット5:価格変動(ボラリティ)が大きい
ビットコインで投資のデメリット、注意すべきこと5つめは「価格変動(ボラリティ)が大きいこと」。
暗号資産(仮想通貨)は値動きがとても大きい投資対象。
ビットコインに投資しようとしている時点で、承知の上だと思いますが、、、
数日で2倍近くになったり、3割近く下落したりとかザラ。
この価格変動に飲み込まれないためには、
- 一気に資金投入せず、購入時期を分散する
- 全財産をぶち込んだりしない(余剰資金で投資)
- 下がっても狼狽売りせず、ガチホする
このあたりが大事です。