未来・将来性

ビットコイン価格を予想できるS2F(ストックフロー)モデルを徹底解説

このページでは、

ビットコインの価格を予想する「S2F(ストックフロー)モデル」

について紹介します。

いけやん
いけやん
仮想通貨・ビットコイン投資をするのであれば、絶対に知っておきたい重要項目です!

元々は、とっつきにくい数式がたくさん出てくる理論ですが、

  • 誰にでも、ポイントを理解できるよう、
  • 「めっちゃくちゃ」かみ砕いて、
  • 分かりやすーーく

説明するので、しっかりついてきてください!

読者さん
読者さん
  • ビットコインの価格を予想できる?そんな夢のような話あるの?
  • ついつい目先の値動きに気を取られて売買しちゃう。。。
  • 長期的にちゃんとビットコインの価格が伸びていく、そんな理論があればいいのに・・・
いけやん
いけやん
ありまぁ~~す!(小保方さん風)

◎この記事で分かること◎
  1. ゴールド(金)やシルバー(銀)など、珍しい貴金属の「値段」を決める「S2Fモデル」とは何か?
  2. ビットコインにも「S2Fモデル」が当てはまること
  3. ビットコインに「S2Fモデル」を使うと、4年ごとに価格はざっくり10倍になること

ちなみに、S2F(ストックフロー)モデルで価格予想できるのは、ビットコインだけに当てはまる法則!ビットコインを買うのは、取引所の手数料無料の「コインチェック」がおすすめです。

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Stock to Flowモデル(S2Fモデル)でビットコインの価格は予想できる

ビットコインの価格は、「市場に存在する量(ストック)」「年間供給量(フロー)」の比率から、理論的に予想されています。

これを「Stock to Flow(S2F)モデル」といい、PlanB@100trillionUSD)という人の考案モデルです。

これによると、

  • 2021年内には、10万ドル(≒1000万円)
  • 2025年内には、100万ドル(≒1億円)

オーダーに達すると予想されています。

いけやん
いけやん
「半減期のあとにビットコイン価格は上がる」という、これまで経験則も、このS2Fモデルで説明することができます!

ストックフローモデルS2Fモデル)とは

「ストックフローモデル」は、貴金属(金とか、銀とか)の価値を測るのにも使われるモデル。

読者さん
読者さん
どうしてこのモデルが貴金属に限って使われるの?

それは、

  • 普通の商品
  • 金・銀などの貴金属

では「価格・値段の決まり方」が違ってくるからです。

いけやん
いけやん
「珍しいもの」は値段の決まり方がほかとは違う!
読者さん
読者さん
どういうことだ?

ほとんどの商品:需要と供給の関係で価格が決まる

ふつう、世の中のたいてい商品は、

  1. 「需要(欲しい人)」が増えれば、「たくさん作る」
  2. 「たくさん作る」と、「供給量(フロー)」も増える
  3. 「供給量」が増えると、「価格も下がる」

という原理が働きます。

いけやん
いけやん
つまり、需要と供給の関係で「ものの値段」は決まってくる、ということ

ゴールドなどの貴金属:供給量に限りがある

しかし、「金(ゴールド)・銀(シルバー)」など、

  • 採掘量に限りがある(希少性が高い)貴金属

では、

「需要(欲しい人)が増えても、世の中に存在する量(供給量)を増やせない」

という特徴があるので、価格が下がることはありません。

いけやん
いけやん
需要・供給のバランスではなく「希少性・流通量から価格が決まってくる」ということですね!

ビットコインにもこの法則が当てはまる

ビットコインも発行上限が決まっており、貴金属とおなじです。

いけやん
いけやん
ここが重要!

しかも、今後の発行ペースが決まっているので、自動的に理論価格も決まってくる、というわけです。

ストックフロー比率S2F

それでは、具体的に「S2Fモデル」を詳しく見ていきましょう。

いけやん
いけやん
まずは、ストックフロー比率S2Fについて。

ストックフロー比率S2Fとは

ストックフロー比率(S2F)

ストック【世の中にある総量S】/フロー【毎年の供給量F】

ストックフロー比率S2Fとは、

「世の中にある総量:Stock」を「毎年の供給量:Flow」で割った値。

S2FS/F)が大きければ大きいほど、希少性が高いことを表します。
「Stock to Flow」「S/F」「SF」「ストック対フロー」とか、いろいろな書き方がされますが、本ページではS2F」で統一して表記していきます

貴金属のストックフローS2F)値

実際の数字で、金(ゴールド)・銀(シルバー)など、

珍しいとされる、貴金属のストックフロー比率(S2F)

を見てみましょう。

いけやん
いけやん
登場する貴金属は、金・銀・パラジウム・プラチナ

例えば、ゴールド(金)の場合、

  • ストック(世界中にある総量)・・・185,000トン
  • フロー(年間採掘量)・・・3,000トン

なので、

金のS2Fは「62」となります。(185,000÷3,000)

ということで、各金属のS2Fは以下のようになります。

貴金属 S2F比率
62
22
パラジウム 1.1
プラチナ 0.4
いけやん
いけやん
上にある(S2Fが大きい)金属ほど、希少性が高い=珍しい!ということ
読者さん
読者さん
ふむふむ。

市場規模とS2Fの関係:きれいな線上に乗る!!

次に、各金属の「市場規模」と「S2F」の関係を見てみましょう。

いけやん
いけやん
例えば、金の場合、市場規模は「8兆4175億ドル」です
ちなみに「市場規模($)」「世の中の総量(t)」×「単価($/t)」で計算されます。
企業の「時価総額」が「発行済株式数」×「株価」で計算されるのと似ていますね。

さて、それぞれの貴金属で「S2F」と「市場規模」の関係をまとめると、下のようになります。

貴金属 S2F比率 市場規模
62 8兆4,175億ドル
22 3,080億ドル
パラジウム 1.1 119.56億ドル
プラチナ 0.4 24億ドル

 

そして、これをグラフ上に乗せてみると・・・・

なんと、驚くほどきれいに直線上に乗るのです!

いけやん
いけやん
これは、恐ろしく、素晴らしいことなのです・・・。

これがどういうことを意味するか、分かりますか?

気づきましたか?この威力に・・・。

「S2F」が分かれば、「市場規模」が分かる

ここまでをまとめると、

希少性がある金属の場合、

  • 世の中の総量(ストック)
  • 毎年の供給量(フロー)

が分かれば、

「市場規模」が分かる(予想できる)

ということ!

読者さん
読者さん
ふむふむ!

「市場規模」が分かれば、「単価」が分かる

さらに、

「市場規模」は、

「世の中の総量(t)」×「単価($/t)」なので、

市場規模が分かれば、

⇒単価もわかる!!!(単価=市場規模÷世の中の総量)

ということ!!!

S2Fモデルを使うことで、

  • 世の中の総量(ストック)
  • 毎年の供給量(フロー)

を元に「単価」が分かる

つまり、

S2Fモデルは、珍しいものの「価格予想」に使える理論

と言えるのです。

読者さん
読者さん
価格が予想できるのはすごい!!

ただ、貴金属の価格計算に使えるのは分かったけど、、、、これってビットコインにも当てはまるの?

いけやん
いけやん
はい、もっともな疑問です。

では、ビットコインにS2Fモデルを当てはめることができるのか・・・

見ていきましょう。

ビットコインにも「S2Fモデル」は当てはまるのか?

金や銀と同じように、

  • ビットコインにもS2Fモデルが適用できるのか?

についてみていきましょう。

結論:S2Fモデルはビットコインにも適用できる

結論としては、

希少性の高い貴金属で使われる「S2Fモデル」は、

ビットコインにも適用することができます。

いけやん
いけやん
このことを、過去のデータを使ってみていきましょう

ビットコインのS2Fと時価総額の関係(過去データ)

下のグラフがビットコインの「S2F」と「時価総額」(過去データ)をグラフにしたもの。※2009年12月~2019年2月(合計で111個のデータポイント)

出典 希少性に基づいたビットコイン価値のモデル化

これを見ると、ゴールドやシルバーと同じように、驚くほど直線の上に並んでいることが分かります!

ビットコインの「S2F⇔時価総額」は金・銀とも同じ

さらに、グラフ中の

  • 黄色〇は、ゴールド(S2F=62)
  • 灰色〇は、シルバー(S2F=22)

を表しており、

これらもまた、ビットコインの直線に乗っていることにも注目です!

いけやん
いけやん
このことは、引用元の論文でも、以下のように書かれています。

非常に興味深いのは、金と銀がまったく異なる市場であるにも関わらず、それらのSF値がビットコインのモデルの回帰直線に合致していることである。このことでモデルの信頼性が一層高まってくる。

これらの事実から、

「S2Fモデル」は、ビットコインにも適用できる

ということが言えます。

S2Fモデルを使ったビットコインの価格予想

では、いよいよ本題(?)である「S2Fを使った価格予想」の話に入っていきます。

結論:ビットコイン価格は「4年ごとにざっくり10倍」になる

まず、結論としては、

ビットコインの価格は「4年ごとにざっくり10倍」

になる、と言えます。

このことについて、見ていきましょう。

ビットコインの「ストック」・「フロー」の推移

ビットコインの「ストック」と「フロー」がどのように変わっていくか、見ていきましょう。

ビットコインの「ストックS」や「フローF」は、

  • 半減期がある4年ごとの周期

で変わっていきます。

いけやん
いけやん
ビットコインは以下の「ルール」で運営されています。
ビットコインの発行ルール
  • 発行上限は、2100万コイン。
  • 約10分間に1ブロックが生成される(4年ごとに21万ブロックのペース)。この累積が世の中のコイン総量(=ストックS)となる。
  • 1ブロック生成した際の「マイニング報酬」は、一番はじめは「50BTC」(2009年~)。これが世の中に新しく供給されるコイン(=フローF)となる。
  • マイニング報酬は、4年ごとに半分になる。

そして、

  • 「これまで」も、「これから」も、
  • この「ルールどおり」に、
  • コインが誕生していく

ので、

ある時点の

  • ストックS:世の中に存在するビットコイン総量青ライン
  • フローF:1年間に供給されるコイン=マイニング報酬の合計黄ライン

過去~現在~未来にわたって完ぺきに描くことができます。

結果は、以下のとおり。

出典 Bitcoin Monetary inflation

読者さん
読者さん
最初のうちにほとんど発行済みですね。つまり、ストックSは今大きくて、今後はじわじわしか増えない!
いけやん
いけやん
そう!そして、フローFは、4年ごとに半分になっていく!

≫参考 半減期とビットコイン価格の関係。半減期後どう動く?過去法則を検証

ビットコインのS2Fの推移

では、次に

  • ビットコインの「S2F」がどのように変わっていくか

見ていきましょう。

S2Fは「ストック」÷「フロー」でした。

4年ごとに

  • ストックS:(少し増えるけど)「ほとんど変化なし」
  • フローF:「半分になる」

ということですから、

「S2Fは、4年ごとにほぼ2倍になる」

といえます。

S2Fが2倍になると、ビットコインの価格は5~10倍になる

4年ごとにS2Fが2倍になると、ビットコインの価格は5~10倍になります。

▼この理由は、S2Fの「〇乗」の係数が3になっているから。

▲左:S2Fと市場規模(既出グラフ) 右:時期とBTC価格(NEWグラフ)

ややこしい数式の話になるので、ここは少しはしょりますが、

4年ごとにS2Fが2倍になると、

BTC価格は2の3乗(2×2×2)=8倍になる(!)

ということを意味します。

▲改めて「横軸:時期/縦軸:BTC価格」のグラフを見ると、

黒色実線のBTC価格予想グラフは、

半減期のある4年ごとに縦軸の1マス=10倍ほど価格が上がっている

ことが分かります。

そして、この理論上の予想グラフに恐ろしいほど沿っている実際の価格・・・・

いけやん
いけやん
マジで恐ろしい理論だと思います・・・。

これこそ、目先の値動きにとらわれず、ビットコインをコツコツ買っていくべき理由です。

まとめ

ビットコインの価格を予想するS2F(ストックフロー)モデルについて、紹介しました。

  1. ゴールド(金)やシルバー(銀)など、珍しい貴金属の「値段」は「S2Fモデル」で決まる。
  2. ビットコインにも「S2Fモデル」が当てはまる
  3. ビットコインに「S2Fモデル」を使うと、4年ごとに価格はざっくり10倍になる

このモデルが当てはまるのは、仮想通貨の中でも、ビットコインだけ。

やはり、ビットコインを仮想通貨投資のメインにして買っていくべきと強く確信します。

ビットコインを買うのは、取引所の手数料が無料の「コインチェック」がおすすめです。

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