確かに仮想通貨って、ワード自体が聞きなれないものが多いですね。
ここでは初めての人に向けて、
これだけは優先的に知っておきたい7つの「仮想通貨」専門用語
に絞って解説します。
今回取り上げる重要専門用語7つはこちら。
- ブロックチェーン
- ビットコイン
- アルトコイン
- マイニング
- リワード
- 半減期
- S2F(ストックフロー)モデル
仮想通貨の投資で知っておきたい用語7つの意味
まずは、7つの用語について「ざっくり」とした意味を紹介します。
なんとなくイメージがつけばOKです!
【ブロックチェーン】お金の取引を記録していくデータ上の台帳。銀行でいう「通帳」。ただし、誰か個人の記録「だけ」じゃなくて、全員の取引記録がまとめられている。
【ビットコイン】ブロックチェーン技術を使って実現した電子マネー。仮想通貨の中で最初に生まれたコインで、今でも時価総額ダントツNo.1。
【アルトコイン】ビットコイン「以外」の仮想通貨のこと。英語の「Alternative:代替の、代わりの」に由来。
【マイニング】ビットコインを掘り当てる(採掘する)こと。高性能のコンピュータを使って、すごい量の計算を競って行う。計算レースで1位をとった者はご褒美として、ビットコインがもらえる。
【リワード】マイニングで1位になった者がもらえるご褒美のビットコインのこと。英語の「Reward:景品」に由来。ビットコインがスタートした2009年時点では、リワードは50BTC。
【半減期】2012年以降、4年ごとにリワードが半分になる時期のこと。これまでに計3回の半減期を経験済み。
【S2F(ストックフロー)モデル】ビットコインの将来の価格を予想できるモデル。「半減期になる」⇒「世の中に出回るビットコインの量が減る」⇒「希少価値が上がる」⇒「価格も跳ねる」という流れ。
以下、7つの用語それぞれについて、もう少し詳しく解説を加えていきます。
用語解説【1】ブロックチェーン
みんなでお金のやりとり記録を共有しあうデータベース
ビットコインの「ブロックチェーン」とは、
「ビットコインのお金のやりとり記録をみんなで共有しあうデータベース」
のこと。
このデータベースは、
- ひと塊の情報をまとめ(ブロック)、
- それを次から次へと鎖(チェーン)のように
「つないでいく」構造を持つことから、「ブロックチェーン」と呼ばれます。
さらに、ブロックチェーンは誰かひとりの取引記録だけでなく、
- 「参加者全員の記録をひとまとめ」にし、
- この台帳を「全員で共有」する
というのがポイントです。
用語解説【2】ビットコイン
「ブロックチェーン」技術を使ったデジタル通貨・電子マネー。
ブロックチェーンの技術を使ったデジタル通貨のことを「仮想通貨」または「暗号資産」といいます。
仮想通貨の中で「最初に誕生した」コインががビットコインです。
ビットコインは仮想通貨のなかで、いちばん時価総額が大きいです。
≫参考 仮想通貨時価総額上位100
用語解説【3】アルトコイン
ビットコイン以外の仮想通貨のこと
アルトコインは、成り立ち・性質から大きく4つの種類に分けられます。
- 改良型コイン
- 分岐型コイン
- 草コイン
- ステーブルコイン
アルトコインの中でも
- 改良型コインの「イーサリアム」「リップル」
- ステーブルコインの「テザー」
あたりは特に有名です。
用語解説【4】マイニング
ビットコインのブロックチェーンを維持するために必要なコンピューター計算
ビットコインのブロックチェーンをつないでいくためには、マイニングと呼ばれる膨大なコンピュータ計算をする必要があります。
この計算レースは10分にごとに繰り返され、世界中で1位目指して計算がされています。
なぜ彼らがこのコンピュータ計算を頑張るかのか?というと、
マイニングが成功すると(1位になると)、報酬としてビットコインがもらえるから。
この報酬ほしさにマイニングを行う者を「マイナー」といいます。
用語解説【5】リワード
マイニングを世界で一番早く達成した者には、その報酬として与えられるビットコイン。
マイニング(膨大な計算)を一番最初にクリアしたものには、ご褒美としてビットコインが与えられます。これを「リワード」といいます。
ビットコインがスタートした2009年時点では、リワードは50BTCでした。
マイナーから見ると、リワードは仕事に対する報酬であり、マイニングにかけたコスト(設備代、電気代、人件費など)を差し引いた分がマイニング事業の儲けとなります。
用語解説【6】半減期
4年に1回、マイニングを成功させたマイナーに支払われる「ビットコイン報酬」が半分に減らされるタイミング
マイニング報酬であるリワードは4年ごとに半分になっていきます。
ビットコインは誕生してから現在までに「合計3回」の半減期を経験しています。
半減期 | 時期 | マイニング報酬 |
1回目 | 2012年11月 | 50BTC ⇒ 25BTC |
2回目 | 2016年7月 | 25BTC ⇒ 12.5BTC |
3回目 | 2020年5月 | 12.5BTC ⇒ 6.25BTC |
4回目 | 2024年(予定) | 6.25BTC ⇒ 3.125BTC |
半減期は「マイナーへのリワード(マイニング報酬)が半分になる」と同時に、
ビットコイン経済全体から見ると「新規発行されるお金の量が半分になる」ことを意味します。
考えてみてください。
▼もしこんなことが起こったらどうなるでしょう?
これまで毎月1000万ロール作っていたトイレットペーパーが、今年からは月100ロールにしまーーす!
国民のみなさん、頑張って”ゲット”してください\(^o^)/
極端な話、ビットコインでは半減期によって、これと同じことが4年ごとに起こっています。
⇒当然、価格にも影響を与えます!
用語解説【7】S2F(ストックフロー)モデル
貴金属(金とか、銀とか)の価値を測るのにも使われるモデル。
ふつう、世の中のたいてい商品は、需要と供給の関係で「ものの値段」が決まります。
つまり、
- 「需要(欲しい人)」が増えれば、「たくさん作る」
- 「たくさん作る」と、「供給量(フロー)」も増える
- 「供給量」が増えると、「価格も下がる」
という原理が働きます。
これに対し、
- 貴金属(金・銀など)
- ビットコイン
のなど、世の中にある量に限りがあるもの価格は、毎年どれぐらい市場にどれぐらい出回るかによって値段が決まってきます。
この考え方をモデルにしたのが「S2F(ストックフロー)モデル」です。
なんと、ビットコインの価格を予想することができます。