ビットコイン以外のコイン「アルトコイン」
ビットコイン以外の仮想通貨のことを「ビットコインの代替の」という意味で「アルトコイン」(Alternative:代わりの、代替の)といいます。
アルトコインの種類
アルトコインは、成り立ち・性質から大きく4つの種類に分けられます。
- 改良型コイン
- 分岐型コイン
- 草コイン
- ステーブルコイン
アルトコイン【1】改良型コイン
「改良型コイン」とは、
- ビットコインをベースにして、
- 特定の取引目的(例:送金目的)のために、
- プログラムを改良して作られたコイン
のこと。
例えば、
- 契約の自動執行(スマートコントラクト)を目的に改良された「イーサリアム(ETH)」
- 国際送金を目的に改良された「リップル(XRP)」
などが有名です。
▼この2つは、別ページでも改めて解説しています。
≫参考 有名なアルトコイン「イーサリアム」「リップル」「テザー」の特徴
アルトコイン【2】分岐型コイン
「分岐型のコイン」とは、
- ブロックチェーンの分岐(ハードフォーク)によって、
- 元のコインから分裂したもの
をいいます。
仮想通貨が分岐(ハードフォーク)するきっかけとは
分岐のきっかけは「元のコインの機能改善」というのが典型的。
しかし、
必ずしも元のコイン以上に普及するかというと、そうでもない
のが面白いところ。
こちらも「ビットコインから分岐したコイン」については、別ページで解説します。
アルトコイン【3】草コイン
いろいろ。というか、無数にあります。
アルトコイン【4】ステーブルコイン
ステーブルコインとは、
「特定の指標」に連動するコイン
のこと。
なかでも、アメリカドル(法定通貨)に連動する「テザー」が有名です。
テザーの単位は「USDT」といい、
「1USDT=1ドル」となるように価格設定されています。
結果的に、テザーの価格はほぼ動かず安定するため、ステーブル(Stable:安定の)と呼ばれています。
▼厳密には、0.99~1.01ドルの間を行き来しています
≫参考 有名なアルトコイン「イーサリアム」「リップル」「テザー」の特徴
時価総額的にもビットコインが圧倒的
いろいろなアルトコインがありますが、
結局、時価総額・価格ともにビットコインがダントツ。
≫参考 仮想通貨時価総額上位100
投資はビットコインオンリーでも問題ない?
そして、ビットコインは「コインの制度設計」も完全に決まっています。
- 発行上限枚数は「2100万枚」
- 新規発行ペースは、4年ごとに半分になっていく
▲これに対して、日本円なんて、政府の気まぐれで無数に刷れてしまう(=発行上限なし)。。。
このことが、投資をしていく上で、すごーーく大事になってきます。
このため、今後開発が進んでいく他のアルトコインに比べて、先行きの透明感もダントツ。
わざわざ不確定で、情報量も少ない「アルトコイン」に手を出すメリットは見出しにくいです。
アルトコインに投資する際の「注意点」
アルトコインに投資するときの注意点としては、以下3つ。
- 時価総額が小さい
- 流動性が低い
- 取り扱い取引所が限られる
ビットコインだと、
- 時価総額が大きく、
- 流動性が大きく、
- 取り扱っている取引所が多い
ので、他の仮想通貨に比べて、安心して買っていけます。
≫参考 仮想通貨の投資は「ビットコインだけ買っていけば十分」である理由4つ
アルトコインの中でも比較的「有名」で「時価総額の大きな/流通量の多い」コインなら大丈夫でしょうが、知名度の低い草コインに手を出すときは、このあたりに十分気を付ける必要があるでしょう。
ワンワンオU^ェ^U
だからよく分からないアルトには手を出すべきじゃないんやで🐶🐶 pic.twitter.com/P75xYL9qRi
— 配当サラリーマン”いけやん” (@ikeike_009) May 11, 2021