なぜビットコインだけがデジタルゴールドと呼べるのか？金との共通点

金もビットコインも「価値の保存」「貨幣に対する防衛資産」

ゴールド＝「価値の保存」「防衛資産」ができる貴金属

ゴールド（金）は、

などの理由から「価値の保存」ができる資産。

また、貨幣がインフレで価値毀損するのから退避できる「防衛資産」として認められています。

ビットコインも金と同じ性質

ビットコインもゴールドと似た性質があり「デジタルゴールド」とよく言われます。

金（ゴールド）とビットコインの特徴【共通点】

金（ゴールド）とビットコインの特徴です。

「共通点」は以下のとおり。

	ビットコイン	金（ゴールド）
希少性	発行上限 （2100万枚）	埋蔵量上限（推定22万トン）
偽造	不可能	理論上可能だが割に合わない
分割したときの価値	減らない	減らない
時間経過で価値	下がらない	下がらない
政府・発行主体の影響	受けない	受けない
新規発掘	マイニング	採掘事業
採掘コスト	電気代・高性能PC	採掘作業

金とビットコインの「共通点」を見ていくと、

といった点が似ていることが分かります。

≫参考 ビットコインの価格を予想するS2Fモデルとは

金（ゴールド）とビットコインの特徴【違い】

一方で、ゴールドとビットコインの「違い」としては、以下のようになります。

	ビットコイン	金（ゴールド）
流動性	金より高い	BTCより低い
ロスト性	金よりロストしやすい	BTCよりロストしにくい
持ち運び	簡単	大変
新規発行ペース	確定（マイニング報酬）	未確定（採掘ペース）
流通量上限	確定（2100万枚）	未確定（推定20〜22万トン？）
流通済み量（2021.2）	1863万枚（88%）	推定14〜15万トン（約70%）
価格変動	金より大きい	BTCより小さい
歴史	短い（2010年～）	長い（数100年以上前～）
投資手段	現物（ETF承認手続き中）	現物・ETF・投資信託

ビットコインの方が、

といった特徴があります。

また、投資商品の歴史としては、ビットコインはまだ誕生から10年ほどで、まだまだ浅い。

現時点では、ビットコイン現物を直接買うのが主流です。

≫参考 ビットコインETFが誕生すると価格が上がる理由【ゴールドでも実証済み】

ゴールドも長らく同じでしたが、

という経緯は、以下のページでも書いたとおりです！

≫参考 ゴールドETFの誕生で金の価格はどう動いたか【BTCも同じ】

デジタルゴールドと言われるのは「ビットコイン」だけ

このように、ゴールドと似た特徴をもち「ゴールドのデジタル版」と呼ばれるのは、仮想通貨の中でもビットコイン「だけ」です。

といったビットコインでは当たり前の特徴が、他の仮想通貨にはないものも多い。

こうした点からも仮想通貨に投資するなら、

のが一番の基本にして、勝利の方程式と言えるでしょう。

≫参考 仮想通貨の投資は「ビットコインだけ買っていけば十分」である理由４つ