基礎知識

ブロックチェーンとは何か~ビットコインの中核技術~

読者さん
読者さん
ビットコインが誕生したのは「ブロックチェーン」って技術らしいな。いったいなんだそれ?どんな中身な全然わからないから、ブロックチェーンのことを1から教えてほしい!
いけやん
いけやん
了解しました!初めてブロックチェーンのことを知りたい人向けに説明します!

このページでは、ブロックチェーンとは何か?について、初めての人向けに説明します。

このページのポイント
  • ブロックチェーンとは、どんな「データ方式」
  • ビットコインで使われている「ブロックチェーン」技術の内容
  • ビットコインにブロックチェーン技術を使った結果、どんなメリットがあるか

ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンとは、

過去~現在の「全部」のデータを

参加者みんなで「共有」して、

「チェーン方式」で繋いでいくデータベース

のこと。

チェーン上につなぐので、これまでの取引履歴が「全て記録」されています。

これまでのデータベースは「ある時点」でのデータであって、時間的にすべての記録は残っていません。
※「1日おき」とかでバックアップはとっていたとしても。

また、どこか1か所にあるのでなく、「分散してみんなで共有する」という意味で、

日本語では「分散型取引台帳」とも呼ばれます。

ブロックチェーンの「特徴」

ブロックチェーンの特徴は、以下のとおり。

  1. データを「チェーン方式で繋いでいく」(データ上書き、ではない)
  2. データを「分散してみんなで共有」(一箇所の中央サーバー、でなはい)
いけやん
いけやん
この2つがブロックチェーンの大きな特徴ですね。

取引記録(トランザクション)

ビットコインのブロックチェーンでは、

「AさんからBさんへ〇BTCを送った」

という内容のデータを「取引記録」とします。

この取引記録のことを「トランザクション」ともいいます。

「トランザクション」とは

「AさんからBさんへ〇BTCを送った」という取引記録のこと

取引記録(トランザクション)は「ブロック」の中に収められていきます。

ブロックチェーンのデータ方式

ブロックチェーンでは、

ある一定時間(およそ10分間)の取引記録(トランザクション)を何件かまとめて、ひと塊(ブロック)

にします。

そして、

このブロックを過去から順番に1本の「チェーン」にして繋いでいく

という「データ方式」です。

このチェーンは、ビットコインのブロックが初めて作られた2009年の最初のブロックから、脈々と1本のチェーンが続いています。
いけやん
いけやん
今、この瞬間も「10分ごとに1ブロック」が追加され、伸び続けています。

ブロックチェーンの「分散性」

ブロックチェーンでは、データはどこか「1か所」「集中的」に管理するのではなく、ネットワーク利用者みんなで「分散」してデータを「共有」します。

このことを

  • 分散している」とか、
  • 非中央集権的である」

などと言ったりします。

ブロックチェーンの参加者のことを「ノード」または「ピア」といいます。ブロックチェーンの通信方式のことをお互いが接続しあうことからp2p(pear to pear)方式といいます。

なので、「中央のサーバー管理者」がデータを管理しなくても、

常に参加者が「お互い」にデータを「更新」しあって、最新のデータを保ちます。

このため、中央サーバーで一括するのに比べて、

ブロックチェーンはサーバー攻撃やデータロストに強いのです。

これに対し、銀行などでは、金融データは

  • 中央のサーバーで厳重に管理し、
  • 何か所か、バックアップもとって、
  • 一定時間ごとに、バックアップもとって、、、

という管理がされています。

いけやん
いけやん
「ブロックチェーン以前のデータ管理」ってのは、、、煩わしい!

ブロックチェーンの特徴

ここまで見てきたように、ブロックチェーンでは、次のような特徴があります。

  1. 誕生からこれまでの「データ全て」が1本のチェーンで連続している(連続性
  2. データはどこか特定のサーバーにあるのでなく、ネットワーク参加者みんなで共有されている(分散性
  3. 「連続」で「分散」しているから、過去のデータの改さんが(現実的にほぼ)不可能

少し長くなってきましたので、なぜ③のブロックチェーンのデータは「なぜ改ざんできないのか」について、次回みていくことにしましょう。