こんにちは。
配当サラリーマンの”いけやん”です。
今日は、資産運用をはじめる前に「資産」と「負債」の違いについて考えてみたいと思います。
目次
資産と負債の違いを示した「金持ち父さん貧乏父さん」
かつて、世の中では「お金を使って買えるもの」=「資産」という考え方が一般的でした。
そのような考え方に一石を投じたのが、有名な本「金持ち父さん貧乏父さん」です。
2000年に発表された本です。
著者は、アメリカの投資家・実業家である、ロバート・キヨサキ氏。
この本では、
-
金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない。
-
大切なことは、資産と負債の違いを知り、資産を買うこと。
-
金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人は、負債を手に入れ、それを資産だと思い込む。
と書かれています。
そして、
-
資産とは、自分のポケットにお金を入れてくれるもの
-
負債とは、自分のポケットからお金をとっていくもの
との明快な定義を示しました。
真の「資産」とは何か
本当の資産とは、所有していることにより、新たな資産を生み出してくれるもの
すなわち、
株、債券、投資信託、不動産、著作権・特許権などの権利、借用書、会社
などです。
いずれもストック収入を産み出す資産です。
資産と思われがちだが、「負債」なもの
一方で、所有しているだけで、諸々の出費を伴う
自家用車、住居用の不動産
などは、典型的な負債だとされます。
購入費だけでなく、
- 車であれば、ガソリン、駐車場、車検、など
- 住宅であれば、リフォーム費、修繕費積立など
自分のポケットからお金を奪っていくからです。
住宅が一概に悪、というわけではないが・・・
もちろん、何にお金を使うかは、個人の価値観によりますし、一概に自家用車、住宅=悪と決めつけるのは、早計かと想います。
しかし、それまで世の中が資産だと信じていた車や住宅に対し、所有後の金の流動に注目した定義から、新たな考え方を提唱した点は、画期的だと思います。
経済的自由を獲得するには、負債ではなく、資産を買い増していくことが重要です。
とはいえ、明日から資産運用のためにいきなり投資用不動産を買ったりするのは現実味に欠けます。
サラリーマンには、結局「金融資産」が向いている
金持ち父さんの中で、資産とされているもののうち、私たちサラリーマンが現実的に所有していけるのは、株、投資信託などの金融資産でしょう。
投資用の不動産は、
- 融資による投資レバレッジを効かせられる
- 成功すれば高い利回りが得られる
など、株式投資にはないメリットがありますが、
1点あたりの投資金額が大きいため、リスクが高い、物件目利きのセンスが必要であるなど、誰でも参入できるか、再現性があるか?という観点から考えると、答えはNOです。
まとめ
私は大学生の時にこの本に出会い、資産についての考えを改めることができました。
社会人になってから、「着実に資産を買い増していく」という考えのもと、高配当の株式などを購入しています。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 [ ロバート・キヨサキ ] 価格:1,760円 |
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