こんにちは。
配当サラリーマンの“いけやん”(@ikeike_009)です。
この記事では、
- 投資をしたいけど、銘柄を選んだり、売買がめんどくさそう。。
- 手間をかけず、手軽に資産運用したい
- ロボットアドバイザーって何?
- ウェルスナビのメリット・デメリットは?
- ウェルスナビを始めようか悩んでいるけど、評判を知りたい
- ウェルスナビと投資信託のどちらがよいか?
と考えている方に向けて、
ウェルスナビの徹底レビュー
と題して、ロボットアドバイザーの「WealthNavi(ウェルスナビ)」を紹介します。
この記事を読むことで、
- ウェルスナビの商品概要、メリット・デメリット
- 似た商品との比較
- 実際に使った人の口コミ、レビュー、評判
- ウェルスナビを始める手順、始め方
など、ウェルスナビという商品全般を知ることができます。
◎この記事の信頼性
いけやん自身、サラリーマンしながら投資10年近く続けてきました。
個別株をメインでやりつつ、投資信託・ロボットアドバイザーも使っています。
実際に使って分かった「メリット・デメリット」「損得実績」も公開しながら解説します。
目次
ロボットアドバイザーとは?【ロボアドの概要・特徴】
ロボットアドバイザーとは、
- 投資家にむけて、AIが「投資商品の最適化のアドバイス」をしたり、「実際の運用」を自動で行うサービス
です。
年齢・貯金・リスク許容度など、個人に応じた一番最適な資産構成(ポートフォリオ)を提案してくれ、入金額に応じて、資産運用をしてくれます。
(株式60%、債券30%、金10%など。)
かつては、投資といっても、個別株を買うだけでした。
その後、投資対象が分散できる投資信託が登場し、その手数料も下がるところまで下がりました。
ついに、銘柄選定・購入・リバランスまで自動でやってくれるロボットアドバイザーの時代がきた、ということですね。

ロボアドの最大手は、WealthNavi(ウェルスナビ)となっています。
- 簡単な質問に答えて、「リスク許容度」を判定し、
- あとは「入金するだけ」で、
- 「最適な組み合わせ」の資産を、
- 効率的に「自動で運用」してくれる
点が魅力のサービスです。
いけやんも、実際に口座開設・入金して運用を始めてみました。
実感としては、とにかく楽ちんで、手間をかけずに、投資リターンを享受できるという感想です。
ウェルスナビを始めたときにやることです。簡単すぎてびっくりします。
ウェルスナビを始める手順① 最初に5つの質問に答える
- 「年代」
- 「年収」
- 「金融資産」
- 「運用の目的」
- 「もし株価が1か月に20%下落したら?」
この5つの質問に答えるだけで、AIが1~5までのリスク許容度を提案してくれます。

ウェルスナビを始める手順② 最初の運用資金を入金
最初の運用資金を入金します。最低10万円から。
ウェルスナビを始める手順③ 積み立て設定
その後の積み立て入金について、設定します。設定しないでもOKです。
以上!
・・・・まじで、以上です。
その後は、気の向いたときに運用成績を眺めるだけ。だいたい少しプラスになっています。
ポートフォリオも、リスク許容度に応じて勝手にリバランスしてくれます。
WealthNavi(ウェルスナビ)のメリットです。
- 手間がかからず、楽ちん
- 少額でも分散できる
- 運用が「最適化」される
- 税金の支払いがない
ウェルスナビのメリット① 手間がかからず、楽ちん
ロボアドを使うメリットは、なんといっても手間がかからず楽ちんであること。
全部コンピューター(AI)に任せられるので、とにかく手間がかからない。
入金だけ。それ以外は放っておけばOK。
投資・運用って、ふつうであれば、
- 銘柄を選んで、
- 売り買いをして、
- 税金のことも考えたり
、、、、といろいろな作業や管理をしないとダメ。
投資が好きな人でないと、けっこうめんどくさいです。(いけやんは好きなのでいいですが、、)
そこをウェルスナビなら、全部自動化で任せることができます。
入金だけすれば、あとはめんどくさい管理しなくても、YouTube見て遊んでおけば、勝手に運用してくれます!
ウェルスナビのメリット② 少額でも分散できる
ウェルスナビを使えば、少額の元手で投資を始めることができます。
株式を買おうと思ったら、5万円とか、10万円の元手で初めて1銘柄買えるレベル。
投資の最低額が大きいんですよね。
色々な投資商品をバランスよく持とうとすると、どうしても元手が何百万円とか必要。
最初は「株式だけで100万円」とかになりがち。
なので、「これから投資をはじめるぞ!」とかって人は、ウェルスナビを使えば、最初から分散を効かせて運用できるので向いています。
いけやんが実際にウェルスナビで運用しているポートフォリオ。
10万円いれただけで、金や不動産まで分散して買ってくれるのは、すごいことです。
ウェルスナビのメリット③ 運用が「最適化」される
ウェルスナビを使うと、そのひと個人のリスク許容度に合わせた最適な資産構成(ポートフォリオ)を、自動で勝手に運用してくれます。
さて、この「最適」な構成というところですが、統計学的には「効率的フロンティア曲線」と呼ばれるやつです。
「効率的フロンティア曲線」とは
効率的フロンティア曲線とは、株式・債券など、いろいろな投資商品を組み合わせたとき、リスク・リターンが一番有利になる組み合わせが分かる曲線です。
例えば、この図のように、
- ハイリスク・ハイリターンの「先進国株式」
- ローリスク・ローリターンの「日本株」
があったとして、「50:50で持てば、期待リターンをそこまで下げずに、リスク下げれるわ」という感じです。
じゃあ、「20:80とか、60:40とか、どの組み合わせが一番いいのかね・・・?」って感じで、
ウェルスナビの場合は、最適な組み合わせをAIが出してくれている、ということですね。
(公式HPに出ている、リスク許容度1~5の曲線は、効率的フロンティア曲線の一部だと思います。多分。)
効率的フロンティア曲線について詳しく勉強したい方は、こちらのブログが分かりやすいです。
ウェルスナビのメリット④ 税金の支払いがない
ウェルスナビの運用では、配当金が出るわけではないので、利益に対する課税ありません。
株の配当・売却益に対する課税は20%なので、利益の20%分が浮いている計算になります。
いけやんが行っている配当金投資では、支払いのたびに税金が20%持っていかれています。。。
まぁ、私の場合、それを承知で、「配当金をもらう嬉しさ」を重視しているのでいいのですが、
- 「投資なんて、入金して、しばらく放っておいて何年後かにリターン出てたらいいや!」って人
には間違いなく、こちらの方が効率的な運用です。
WealthNavi(ウェルスナビ)のデメリットです。
- 手数料がかかる
- 損することもある(100%得する、わけではない)
- 配当金ゲットの喜びは実感しにくい
ウェルスナビのデメリット① 手数料がかかる
ウェルスナビでは、運用額に対して1%(税抜き)の手数料がかかります。
ただ、これは、ウェルスナビの圧倒的メリットである「銘柄選定・購入を完全に自動でやってくれる」手間賃、と考えれば、十分やすいと言えます。
ちなみにこの手数料は、他のロボアドバイザーに比べても平均的です。

ウェルスナビのデメリット② 損することもある(100%得する、わけではない)
当然ですが、損する可能性もゼロではありません。
ウェルスナビで購入する投資商品は、株や不動産など。
100%元本保証でないので、確実に儲けが出るわけではないです。
場合によっては、運用評価が入金金額を下回ってしまう可能性はゼロではありません。
ただ、これはどの投資商品でも同じことですね。
- ただ貯金だけをしていくのか、
- リスクをとってでも、運用して増やしていくのか
・・・という、そもそもの選択肢の話になります。
ウェルスナビのデメリット③ 配当金ゲットの喜びは実感しにくい
配当金が半年ごとにでるわけではないので、入金の喜びを実感することはできません。
ただ、たんたんと入金した元手が増えていくのを眺めていくことになります。
いけやんの場合は、毎月突然スマホが鳴って、「振込入金がありました!」の通知にテンションが上がって、うちでエクセルに書いていく、、、、これが楽しいので配当金投資を続けています。
この楽しみはロボアドでは感じることはできません。

個別株の方が楽しそうかも、、、という方にはこちらの記事が向いています。

さて、気になるWealthNavi(ウェルスナビ)で長期間、運用した時の期待リターンについては、どれぐらいでしょうか?
ウェルスナビの【今後の期待リターン】
公式のHPでは、元手1180万円を運用したケース(初期100万円+毎月3万円✕30年間積み立て)の場合、
- 50%以上の確率で、2399万円以上
- 30%以上の確率で、3066万円以上
のリターンになることが期待できる、となっています。
しっかり、コツコツ積み立てれば、長期で悪くないリターンが得られることになりますね。
≪注意!≫
ただし、この公式HPの紹介には、若干ズルい点が入っています。
デメリットで紹介したとおり、100%元本保証ではないので、もちろん損する可能性も0ではありません。
ここの部分については、公式HPの図では、省略されています。。。(ちょっとせこい)
正しい理解は、イメージ的には、次のとおり。
「投資商品を長期間運用した時のリターン」は、積立額よりも上回る確率の方が高いですが、下回る確率も0ではありません。
100回同じ運用を繰り返した際、そのうち10回とか20回とかは、積立額よりも下回る運用結果となります。
(右の山の「アンラッキーな増え方」のパターン。ただし、それが起こる確率は、それなりに低いです。)
つまり、「最悪の10%とか、20%になってしまった場合だと、貯金した方がましだった。。。」ということは起こりえます。
「低いながらも、損する可能性はある。」
これを理解した上で、投資をしていくのが大事ですね。
ウェルスナビの【過去の運用実績】
公式HPでは、実際の過去の運用実績も載っています。
最初に100万円、そこから毎月3万円、合計268万円を積立投資した場合
(2016年1月~2020年9月まで)
勝っているときは、リスク許容度5の方がリターンが大きいものの、落ち込むときは落ち幅も大きいことが分かります。
これを見ると、長期間の間で元本割れしている時期もあるものの、基本的にはプラスで推移しています。
最終的なリターンは、リスク許容度1が+13.4%、リスク許容度5が+22.3%。
まぁ、この期間は基本的にアベノミスクで好況な時だったので、今後もこのように好調でいくかは慎重にならないといけないですね。
ウェルスナビの類似商品・他社商品との比較
ウェルスナビと他のロボアドの比較・違い
ウェルスナビ以外のロボナビとの比較です。
現在、ロボアドバイザーには大手4社のものがあります。
(ウェルスナビ、テオ、オン コンパス、楽ラップ)
ウェルスナビ | THEO+docomo | オン コンパス | 楽ラップ | |
---|---|---|---|---|
最低投資額 | 10万円 | 1万円 | 1000円 | 10万円 |
運用手数料 | 3000万円まで1% | 3000万円まで1% | 0.93% | 0.72% |
運営会社 | ウェルスナビ(株) | (株)NTTドコモ | マネックス・アセットマネジメント(株) | 楽天証券(株) |
気になるのは、手数料ですが、大きな違いはありません。
無難に業界最大手の「ウェルスナビ」選んでおけばよいかと。
投資信託とロボットアドバイザーの比較・違い
ロボアドバイザーに似た商品として、投資信託(≒ETF)があります。
結論としては、手数料には大きな差がないので、「運用を自動化」というメリットをとっていくのであれば、ロボアドを選んでいけばよいかと。
- 運用の手間 ⇒ロボアドに軍配
- 手数料 ⇒投資信託に軍配。ただし、違いはわずか。
運用の手間(投資商品・割合の決定)
「投資商品・割合を決める手間」では、ロボアドに軍配。
ロボアドは、入金さえすれば、どんな商品をどれぐらい買うかは、全て自動でAIがやってくれます。
「効率的フロンティア曲線」によって、資産配分の最適化を自動やってくれる、ってやつですね。
これに対して、投資信託は、私たち自身が「どんな資産」を「どれぐらいの割合にするか」決めていかないといけません。
(例えば、国内株式:海外株式:国内債券=50:30:20とか。)
手数料
「手数料」では、投資信託に軍配があがります。ただ、違いはわずか。
ウェルスナビなどのロボアドでは、1%程度の手数料がかかるのに対し、
投資信託では、ノーロード投信を選べば、トータルコスト0.5%程度でロボアドを下回ることができます。

まぁ、これは、「銘柄選定」や「リバランス」の手間賃と考えましょう。
ロボアドの方が少し高めの管理費になるのは、当然ですね。
ウェルスナビを利用した人の感想・評判
ウェルスナビを実際に使った人の感想です。
「運用成績がよい」「自動で楽ちん」という声が多い一方、「手数料1%が気になる」「これなら自分でも運用できるから解約する」といった声もあります。
◎運用益には満足。だいたい+10%程度。
ウェルスナビについて
調べてみたら
やってる人の運用成績みたら
+10%前後のようです
ワイとあんまり変わらん😱w複数の指数やらの商品に
分散してるみたいから
そんなもんなんですね!手間かけずにそれなら
わりと悪くないですよね😅— 小パンダ🔰 (@YGkoPanda) November 21, 2020
◎手数料1%が気になる。まぁ自動だしいいかな。
半年ウェルスナビやってみて、まぁ悪いサービスだとは思わんよ。
たださ、ETFを自動で買ってリバランスしてくれるっていうだけで手数料1%は高い。
だったら自分で買うし。
— はにまる (@moneloveinvest) March 2, 2019
◎損している人もいる。運用時期が結果の分かれ目か。
これ、ウェルスナビ。見ての通り微損。でも、ウェルスナビだけは安心してる。だって、投資の判断してるの俺じゃないもん(^^; pic.twitter.com/pQJFqvmobv
— グッピー 太郎 (@guppytarou) August 11, 2018
◎分散している分、パフォーマンスはほどほど。自分で運用したい人は解約している。
ウェルスナビは自動だから良いって話ですが、手数料高いのが難点なのとマイナス出てる人多い気もする。
長期的に見ればどうか知りませんけど。積立ニーサの商品選びは「おすすめ銘柄」とかで調べて、何となく選んで放置してる。毎月勝手に掛けてくれるのでこちらも自動。手数料安いし。— かずぼー@働きやすい本業+副業+投資で“生きやすく“ (@kazubo_rigaku) March 1, 2019
ウェルスナビの始め方手順(3分で申し込みできます)
ウェルスナビのはじめ方。
登録はめちゃくちゃ簡単。
郵送の受け取りもなく、全てスマホからで完結します。
口座開設はこちらから。
- メールアドレスの登録(空メールくる)
- メールに届いた「4桁の認証コード」でログイン
- 個人情報の登録
- 本人確認書類のアップロード
- 運用プランの決定
- 初回入金
- 積立入金の設定
1.メールアドレスの登録
ウェルスナビで使うアドレスの登録。空メールがきます。
2.メールに届いた「4桁の認証コード」でログイン
登録したアドレスに認証コードがくるので、入力します。
3.個人情報の登録
個人情報の登録。
- 性別
- 電話番号
- 職業
- 投資経験の有無
- 出金時振込先口座
4.本人確認書類のアップロード
- マイナンバーカード
- 個人番号通知カード+運転免許証
のいずれかをアップロード。スマホからできます。
5.運用プランの決定
5つの質問に答えて、運用プラン(1~5のリスク許容度)を決定。
6.初回入金
初回の運用資金を入金します。最低10万円から。
7.積立入金の設定
その後の積立入金を設定します。しなくてもOK。
まとめ
- ウェルスナビは、それぞれの個人に合わせた運用プランを提案してくれ、自動で運用してくれるロボアドバイザー。運用成績もプラスになる可能性が大きい。
- デメリットとしては、元本割れリスク、1%の手数料がある。
- なるべく手をかけず、手元の資金で運用したい!という人、投資初心者には最適。
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