この記事では、
- ウェルスナビを始めようか迷っている
- 自動で資産比率を決めてくれるらしいが、どんな仕組みなの?
- 自分に向いているリスク許容度はどのぐらい?
と思っている方に向けて、
ウェルスナビのリスク許容度とは。診断方法・仕組みを解説
というタイトルで書きたいと思います。
◎この記事の信頼性
私いけやんは、サラリーマンとして10年近く投資を続けており、最近ウェルスナビも始めました。実際にウェルスナビをやってみて、仕組みを調べ、理解したことを発信します。
投資って、めざすところは、「効率化の追求」であり、これを実現したウェルスナビはさすがだと思います。頭では分かっていても、事業化するのはすごいですね。この恩恵に預かっていきましょう。
目次
ウェルスナビの「リスク許容度」とは?
リスク許容度=「どれだけ下落を受け居られるか」
ウェルスナビの「リスク許容度」とは、
- ロボットアドバイザーに資産運用をまかせるにあたり、どれだけの「期待リターン・リスク」をとるか
の設定です。
特に、ほしいリターンよりも、「とれるリスク」(=暴落時にどれだけ下落しても気分的に耐えられるか)に重きを置く方針となっています。

ウェルスナビの「リスク許容度」は5段階
ウェルスナビでは、1~5の「5段階のリスク許容度」が用意されています。
これを決めることで、その人のリスク許容度に応じた5パターンの資産構成(ポートフォリオ)となるよう運用されます。
WealthNaviの資産運用アルゴリズム(2020/2/26)より引用
- リスク許容度1は、値動きの小さい資産を多めにし、ローリスク・ローリターンとしたい人向け
- リスク許容度5は、値動きの大きい資産を多めにし、ハイリスク・ハイリターンとしたい人向け
となっています。
要は「株式と債券の比率」
金とか、不動産とか、入っていますが、大事なのは、株と債券の比率です。
例えば、
- 「リスク許容度1=米国株式15%」に対し、
- 「リスク許容度5=米国株式35%」
となっています。
「株式=ハイリスク・ハイリターン」「債券=ローリスク・ローリターン」
- 株式は、ハイリスク・ハイリターン
- 債券は、ローリスク・ローリターン
の資産でして、
- 「株式」の割合を増やすか(リスク許容度5)
- 「債券」の割合を増やすか(リスク許容度1)
というのが、「リスク許容度の違い」だと思ってもらってOKです。
ウェルスナビのリスク許容度の診断方法
続いて、ウェルスナビのリスク許容度の診断方法について。
ウェルスナビでは、リスク許容度を5つの質問に答えて自動で診断します。
5つの質問
ウェルスナビで、「リスク許容度診断で聞かれる質問」は、次の5つ。
まじで、3分で診断できてしまいます。
- ① 現在、何歳ですか?
- ② 年収はおおよそいくらですか?
- ③ 金融資産はおおよそいくらですか?
- ④ 資産運用の目的は?
- ⑤ 株価が1か月で20%下落したら?
ウェルスナビのリスク許容度の「診断結果の意味するところ」
ウェルススナビのリスク許容度診断では、基本的に、「運用期間を長くとれるか」が重視されています。
- 運用期間を長く取れるのであれば、株式を多め(リスク・リターン高め)
- 運用期間を長く取れないのであれば、債券を多め(リスク・リターン少なめ)
と診断されるようになっています。
運用期間が長いと株式でリスクをとれる
「あなたが若く、これから先まだまだ運用期間を長くとれる」のであれば、高いリスクを取れます。
基本的に株式は長期間で高いリターンが見込めますが、運用している間で、いつかは暴落することが想定されます。
- 2000年のバブル崩壊
- 2009年のリーマンショック
- 2020年のコロナショック
など、何年間に1度、大きな暴落を起こしますね。
リタイア間近でこれが来ると、損失が大きく、回復期間も十分に取れません。
一方、20〜30代の若い人であれば、株式比率を高めて、大きいリターンを取りに行くことができます。
いったん下がっても、数年で回復するまで投資をやめないことが重要です。
年代別 理想のポートフォリオ「株式:債権の比率」
ポートフォリオ(資産構成)の中の理想の「株式と債券の比率」について。
よく言われるのは、
「株式比率 = 100 一 年齢(%)」
という公式です。
例えば、
- 30歳の人であれば、資産の70%の株式
- 50歳の人であれば、資産の50%の株式
にするのがよい、ということですね。
これによるのであれば、20〜30代の人は、ウェルスナビのリスク許容度4とか5とかでよいことになります。
リスク許容度ごとのリターン
ウェルスナビのリスク許容度ごとのリターンのちがいです。
リスク許容度 | 累積元本額 | 資産評価額 | リターン |
---|---|---|---|
1 | 271万円 | 302万円 | +11.6% |
2 | 271万円 | 312万円 | +15.3% |
3 | 271万円 | 317万円 | +17.0% |
4 | 271万円 | 323万円 | +19.3% |
5 | 271万円 | 325万円 | +19.9% |
- 「リスク許容度1では、リターン +11.6%」
- 「リスク許容度5では、リターン +19.9%」
となっています。
高いリスク(株式多め)にしておいた方が、高いリターンになっています。
最初に100万円、その翌月から毎月3万円ずつ積み立てながら投資した場合
ただし、この期間は、世界的に好景気であったので、株式比率高めがいい結果につながった点には、注意。
今後、株式が停滞する期間では、「リスク許容度5の方が、パフォーマンスが悪くなる可能性があること」は十分理解しておく必要あり。
どの許容度でも「最適化」されている
さて、リスク1〜5の違いは、
「どれだけのリスク・リターンをとるか」
であって、一番「最適化」された組み合わせであることには違いありません。
ウェルスナビの資産構成では、いわゆる「効率化フロンティア曲線」の上になるようにで調整されています。
これが、AI運用・ロボアド運用の最大のメリットですね。
「効率的フロンティア曲線」とは??
「効率的フロンティア曲線」とは、
- 株式・債券など、いろいろな投資商品を組み合わせたとき、リスク・リターンが一番有利になる組み合わせが分かる曲線
です。
例えば、この図のように、
- ハイリスク・ハイリターンの「先進国株式」
- ローリスク・ローリターンの「日本株」
があったとして、「50:50で分散して持てば、期待リターンをそこまで下げずに、リスク下げれるわ」という感じです。
じゃあ、「20:80とか、60:40とか、どの組み合わせが一番いいのかね・・・?」って感じで、
ウェルスナビの場合は、最適な組み合わせをAIが出してくれている、ということですね。
言い換えると、
「ある〇%の期待りターンをとるのであれば、一番低いリスク」(=効率的・最適化)
ということですね。

ウェルスナビが向いている人=忙しい人
ウェルスナビが向いているのは、忙しく、「資産運用で手をかけず、最適化したい人」。
ウェルスナビのメリットは、資産運用を自動化・最適化できるところです。
人間があれこれ考えなくても、あなたに応じた理論上、一番効率がいい資産構成を勝手に決めて、購入・リバランスまで自動で行ってくれます。
サラリーマンが株式投資するのに、
- 銘柄を決めて、
- 購入して、
- 組みたいポートフォリオになるまで繰り返し売買して、
- 利益が出たら売却して、、、
というのはけっこうな手間。
これを全部自動でやってくれるのがいいところです。
ウェルスナビのデメリット=「1%の手数料」
ウェルスナビのデメリットを挙げるとすれば、「運用手数料が1%かかる」こと。
自分で株式投資をするのであれば、ここは1%より安くできます。(だいたい0~0.5%程度)
ここの手間代と考えて、任せてしまうのが良い、と判断するのであれば、非常にアリの選択肢だと考えます。

ウェルスナビの始め方手順(3分で申し込みできます)
ウェルスナビのはじめ方。
登録はめちゃくちゃ簡単。
郵送の受け取りもなく、全てスマホからで完結します。
口座開設はこちらから。
- メールアドレスの登録(空メールくる)
- メールに届いた「4桁の認証コード」でログイン
- 個人情報の登録
- 本人確認書類のアップロード
- 運用プランの決定
- 初回入金
- 積立入金の設定
1.メールアドレスの登録
ウェルスナビで使うアドレスの登録。空メールがきます。
2.メールに届いた「4桁の認証コード」でログイン
登録したアドレスに認証コードがくるので、入力します。
3.個人情報の登録
個人情報の登録。
- 性別
- 電話番号
- 職業
- 投資経験の有無
- 出金時振込先口座
4.本人確認書類のアップロード
- マイナンバーカード
- 個人番号通知カード+運転免許証
のいずれかをアップロード。スマホからできます。
5.運用プランの決定
5つの質問に答えて、運用プラン(1~5のリスク許容度)を決定。
6.初回入金
初回の運用資金を入金します。最低10万円から。
7.積立入金の設定
その後の積立入金を設定します。しなくてもOK。
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