こんにちは。
配当サラリーマンの“いけやん”です。
私が実践している高配当再投資の資産運用では、文字通り、高配当の銘柄を購入していきます。どんどん買っていきます。
そして、得られる配当金をどんどん増やしていきます。
では、高配当の銘柄を探していくと、どのような投資先に行き着くのか。
順番に見ていきましょう。
目次
国内株式
- 平均利回りは、1~2%と控えめ
- 5%超えの銘柄もまれにあるため、これを狙って購入
国内株式は、資産運用の中で最もポピュラーな投資先です。
日本人に馴染みのある会社も多いため、とっつきやすいですが、国内株式に高利回りの銘柄はあまり多くありません。
私が、配当狙いで保有しているのは、
- JT
- 日産自動車
の2社だけです。
また、優待も合わせた配当+優待狙いの銘柄として、
- 明光ネットワークジャパン
- ヤマダ電機
- 山喜
の3社だけ保有しています。
海外株式(先進国、新興国)
利回りは高いが、購入手数料・税金が高いため、個別では未購入
海外の株主、とくに投資大国アメリカは、高利回り・連続増配の銘柄が多いです。
しかし、私は、アメリカをはじめ、海外の個別銘柄は購入していません。
理由は、購入手数料や、海外現地との課税を考慮した際、割に合わないからです。
【リンク 米国個別株を買わない理由 】
まだ私自身、試行錯誤の途中ですが、海外株式は投資信託で分散して所有するに留め、個別には所有していません。
国内、先進国債権
いずれも利回りが低いため購入していません。
新興国債権
- 高リスク・高リターンだが、分散の効いたETFが国内に上場済み
- 分配金の支払い継続性も問題なし
新興国債権は、非常に高い利回りをつけます。
ただ、デフォルトリスクを考えると一国の通貨に集中しすぎるのは考えものです。
私がこの分野で唯一所有する [1566]上場インデックスファンド新興国債券 は、構成ポートフォリオの国別最大構成比率を10%としており、十分に分散効いています。
利回りもH30.9時点で、6%と申し分ありません。
新興国の債券でありながら、日本の証券取引所に上場しているため、株式と同じように購入できます。
【リンク 1566新興国債権】
国内REIT
- 利回り~7%台の銘柄が多数あり
- 分配金支払いの継続性も◎
日本国内のREITは、高利回りのものが多く、4%後半から7%台までの銘柄がほぼ常時あるため、ポートフォリオに組み込んでいます。
REITは、不動産収益の90%を分配金で投資家還元するため、分配金の支払いも非常に安定的です。
【リンク REIT投資とは】
インフラファンド
- 8%近い利回り銘柄あり
- 分配金支払いの継続性も◎
インフラファンドは、太陽光発電の土地などを保有し、収益を投資家に分配するREITに似た投資商品です。
初めて上場したのは2016年2月([9281]タカラレーベン・インフラ投資法人)、まだ上場銘柄は4つ、と歴史の浅い商品ですが、高利回りで十分購入の価値がある投資先だと思います。
私自身の保有数も、他の投資先に比べて出遅れ気味ですが、今後、少しずつ買い増していく予定です。
【リンク インフラファンド投資とは】
【結果】高配当投資で購入に至る投資先
以上、高配当を追求した結果、私が保有する投資先の分野は、
- 国内株式
- 国内REIT
- 新興国債権ETF
- インフラファンド
の4つとなっています。
とにかく利回り重視で選んでいくと、ここに行き着きました。
世界の経済成長を享受できない、とか
バランスが悪い、とか
リスクが大きい投資先に偏りすぎ、とか
色々とツッコミはあると思いますが、高配当投資を進めていくには、この程度のリスクは許容範囲内です。
若くして住宅を購入すれば、ウン千万円ものポートフォリオを実物不動産に集中することになります。
それに比べれば、リスクが大きいと言われるREITでさえ、数十件の物件に分散されています。
新興国債権も、[1556]上場インデックスファンド新興国債券 であれば、最大10%の構成比率ルールに基づき、対象国分散されています。
若いうちは下がってもホールドでよい
投資を始めて5年経ちますが、今のところ配当金・分配金の大幅な減配や株価の下落は経験していません。
いずれ、世界的な暴落がきて、仮に半額などまで下がったとしても、焦って売るつもりはありません。
淡々と分配金を受け取りながら、回復を待つだけです。
資産運用において、若さは強み。Time is money
高配当株には暴落しても、配当金を下支え要因として必ず回復する底力があります。
私の場合、まだ30代であり、運用期間がまだ数十年とれます。
つまり、一時的な(数年単位)価格の下落に対して回復を待てるのが強みです。
ただし、この間も配当金については、「大きな減配なく受け取れること」が必須です。
このため、利回りだけでなく、配当金の支払い継続性を重視します。
価格変動リスクも時間が解決してくれる
また、価格変動リスクは、購入時期と銘柄を分散することで、十分分散可能です。
このため、価格の上下が大きいために購入を避けることはしません。
◆銘柄選びで重視すること
①高い利回り
②配当金が継続的に支払われているか
◆銘柄選びで重視しないこと
①価格変動の大きさ
バランスを求めると、高配当でなくなる
運用を始めた当初は、投資先の偏りを気にして、バランスを整えるため、国内債権を購入しようとしたこともありました。
しかし、高配当ではない分野を構成バランスのために組み入れても、高配当の投資先と同程度の金額買う必要があるため、美しいバランスが実現できた頃には高配当運用ではなくなってしまいます。
やはり、現時点で配当利回りが十分高く、過去から安定して配当金を出している銘柄を、淡々とコツコツと積み立てることこそ、資産形成の近道だと思います。
まとめ
ここまで見てきたように、私の高配当株投資では、次の方針にしたがって購入を進めています。
① 高配当であること、配当金継続性が高いことを重視し、次の4つを購入していく。
- 国内株式
- 国内REIT
- 新興国債権ETF
- インフラファンド
② 価格変動の大きさは、購入の時間分散により軽減するため、気にしない。
③ ポートフォリオのバランスを整えるために、低利回りの分野を組み込むことはしない。